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江之浦の9月の水温と魚たち
江之浦の水温
9月上旬、年間最高水温26℃に達する。
プランクトンも多く、透明度は良くないが魚の食欲は活発。
春や夏に生まれた魚はエサを沢山食べて育つ。
7月に孵化したアオリイカの赤ちゃんもこの頃には10cm位の大きさ。
ネンブツダイやアイゴ、アナハゼなどの魚を捕食する。
![](http://trevally.jp/wp-content/uploads/aoriika.jpg)
青物で知られるカンパチやイナダ(ブリの40~50cmサイズ)もこの頃になると深度6mほどの浅場を回遊する。
7月にあったスズメダイの産卵も、もう一度この時期にある。
季節回遊魚も増えてくる。
黄色の季節回遊魚モンツキハギ
黄色い魚体の稚魚が岩の隙間から出たり入ったり。
「エサを捜しまわりたい、けれど誰かに食べられちゃうから隠れなくちゃ」とソワソワ、ドキドキ。
でも黄色だから良く目立つ。
何のための黄色?
黄色は注意?
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/monntukihagi02.jpg)
名前はモンツキハギ。
不思議なことに育つと色が変わる。
親は黒い魚体に胸にオレンジ色の模様が入る。
ここら辺では成魚まで育たない。
水温が下がる冬に姿を消してしまう。
江之浦で大人のモンツキハギを見ることは出来ない。
ちょっと地味な季節回遊魚ヒメテングハギ
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/himetenguhagi.jpg)
ちょっと地味、毎年この子も現れる。
ヒメテンギハギの子供。
丸い魚体と尾の付け根の白帯が特徴。
最近定番の季節回遊魚ミゾレチョウチョウウオ
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/mizoretyoutyouuo.jpg)
最近はこの子も毎年姿を現わす。
ミゾレチョウチョウウオの子供、熱帯の海に行けば普通に見られる。
江之浦周辺では珍しい魚。
親になっても配色は同じ。
毎年惚れちゃう季節回遊魚ミナミハコフグ
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/minamihakofugu.jpg)
毎年会いたい可愛いやつ、臆病で岩陰からなかなか出てこない。
黄色に黒の水玉点、身体はサイコロ、ヒレは透き通って見えない。
大きさは1.5cmぐらい。
なんとも言えない表情。
見ているとポケットに入れて持ち帰りたくなる。
ミナミハコフグの赤ちゃんには毎年惚れてしまう。
大人になると色模様はまったく変わる。
ミナミハコフグの大人を見ることは江之浦では出来ない。
9月末に向け水温は少し下がる。
けれどまだまだ夏の水温。
透明度は若干良くなっていく。
江之浦の水温と魚たち
1年間の江之浦の水温と魚たち。
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1~4月、5~6月、7月スズメダイの産卵、7月アオリイカの孵化、8月、10月、11月、12月