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江之浦で今見られるウミウシと人気の魚ギンポとマツカサとカエル

コンスタントに見られる江之浦のウミウシ

アオリイカの産卵最盛期

いよいよ6月。

台風1号は大暴れすることも無く、温帯低気圧と格下げになり通り過ぎて行った。

関東近辺の黒潮の水温は23.5℃。

台風を育てるにはやや水温が低い。

そんな江之浦の海もアオリイカのSpawning(スポーニング)最盛期を迎えている。

週末よりも平日に潜った方がダイバーも少なく産卵を側で観察しやすい。

もっとも多く見るアオウミウシ

アオウミウシ

大きさ5cm、青く目立つ。

潮溜まりから深度15mまでに生息する。

クロイソカイメンが大好きなアオウミウシ。

エサのカイメンの近くにいる可能性が大きい。

そろそろアオウミウシの交尾期であり産卵期。

雌雄同体のアオウミウシは2匹いれば交尾をし、お互いに相手の体内に精子を注入し各々の卵を受精させることができる。

岩に付いた白いリボン状のものを見つけたらそれはアオウミウシの卵かもしれない。

卵塊のリボンは寒天状で白い小さな粒の卵が沢山入っている。

5~7日ほどで卵は孵化してベリジャー幼生という小さな巻貝のようなプランクトンになって浮遊する。

小さなピンクの点に見えるヒロウミウシ

ヒロウミウシ

大きさ5mmと小さいピンク色のウミウシ。

背面に突起がいくつもあり先端は白い。

触角とエラは体色と同じピンク色。

海藻のキントキに乗るヒロウミウシ

大きめの岩の側面の水底から1m以内に生息している場合が多い。

広角の明るいライトの補助光を当てるとピンク色が浮かび上がるので見つけ易い。

黄色い小さなキイロウミコチョウ

キイロウミコチョウ

大きさ4mm、黄色いので目立つが小さい。

スワンのような形、頭部と尾にあたる部分は黒い。

夏以外の時期に見られる。

キイロウミコチョウを見るとたいていの場合良く動きまわる。

時おりチョウのように泳ぐことがあり、見られたらラッキー。

泳ぎまわるダイバーに小さなキイロウミコチョウは見つけづらい。

見つける時は泳がず、一カ所に留まりじっくり捜す。

白熊アイスのようなコモンウミウシ

コモンウミウシ

大きさ2cm、本体は練乳のように白く、さらに白い点がある。

外縁は青紫の不規則な点がつながる。

触角とエラは赤紫色。

色鮮やか過ぎるミアミラウミウシ

ミアミラウミウシ

大きさ2cmの今年生まれた子供、6倍以上の大きさになる。

深度16mに生息、ゆえにライトの補助光を当てると色が再現され目立つ。

エラの前側に衝立がある。

ライトが必要なムラサキウミコチョウ

ムラサキウミコチョウ

大きさ7mm、本体はムラサキ色。

キイロウミコチョウと同じような形、突起2カ所は黄色。

時より泳ぐ。

今までいたムラサキ村の10匹は消滅、深度14mの三角岩に2個体が生息。

暗いので補助光がないと色が解からない。

今見られる江之浦の人気者の魚ギンポ、マツカサ、カエル

3P岩のコケギンポ3匹

コケギンポ

まゆ毛のあるコケギンポ、P太郎。

目がパッチリで唇は厚い。

コケギンポ

赤店がめだつP子。

外敵が来ると穴に引っ込む。

コケギンポ

末っ子のP介。

エサがあると穴から飛び出す。

全身キャタピラのマツカサウオ

マツカサウオ

昨年末から居ついてるマツカサウオは大きさ3cm、5倍の大きさ育つ。

黄色に黒い線の模様。

夜行性で昼間は岩下の暗部にひそむ。

体の表面は硬い骨格に覆われ、全体にトゲトゲして硬いが毒はない。

動きは早くない。

顎の下部に発光バクテリアを飼う。

夜の暗闇ではホタルのような青白い光を放ち、エサを引き寄せる。

赤いオオモンカエルアンコウの子供

オオモンカエルアンコウ

昔は見なかったが最近は毎年現れるようになったオオモンカエルアンコウの子供。

大きさは3cm、色は赤いが成長と共に変化し、10倍の大きさに育つ。

江之浦では10cmの大きさではマンゴ色、20cmを越すと黒くグロテスクになる。