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ダイビングマスクのレンズ交換

マンティスの分解、組立

マスクのレンズ交換

日本人の顔に合うダイビングマスク。

鼻で息を吸うとストラップしなくても顔に貼りついて離れない、初めて出会ったのは40年前。

ダイビング中一滴も水が入らなかったこともある。

マスクの名前はマンティス、ブランド名はGULL、メーカーはキヌガワ。

新しいマンティスに今まで使用した度付きレンズを取り付けて欲しいとの依頼。

新しいマンティス マスク ブラックシリコン

届いたマスクを開ける。

新品ピカピカ、ゴムの部分はシリコンゴム。

昔はネオプレンゴムで出来ていたが今は耐久性が3~4倍優れているというシリコンゴムがほとんど。

ネオプレンゴムにアレルギーのある人のため、シリコンゴムのダイビングマスクは生まれた。

色も黒、透明、白などがある。

マスクの分解、最初はネジ

最初は中央真上にあるマイナスの特殊スネジを外す。

ストラップはそのまま付けたままで問題ない。

大きさの合うマイナスドライバーを使えば簡単に外せる。

ドライバーが空回りするようになったら外れている。

外したネジは失くしやすいので気をつける。

フレームを外す

フレームを外すにはまず中央上下部を持って引っ張ると中央部分のみ外れる。

隙間が空けばOK。

フレーム両側を外す。

まずは片側から。

下部フレームを持ち、上部フレームを下から外側へ引っ張ると外れる。

マンティスの場合ここが一番の難所、慣れれば簡単。

反対側も同じ要領で外せば上下が分離。

この部分が外せれば後は簡単。

フレーム上下の溝にマスクのゴムがはまっているだけなのでフレームを上下に引っ張るだけで外れる。

ゴムからレンズを外す

レンズはゴムの溝に粘着力だけではまっている。

端からゴムをめくるような感じで外していく。

ゆっくりやれば問題ない。

分解終了。

マスクを掃除するときはこの状態で洗う。

マスクを組み立てる

スカートゴムにレンズをはめる

組立は分解の逆、最初はレンズをスカートゴムにはめる。

マンテイスの場合は左右のレンズが共有なので度付きレンズの場合は右左に気をつける。

写真のように片目だけテープを貼ってマークを付けておくと良い。

レンズを左右裏表間違えずにゴムの溝に合わせ入れる。

溝はレンズにピッタリはまるようになっている。

外側からゆっくりと徐々に眉間の方へ向かってはめ込む。

レンズと溝が少しずれるので手で馴染ませる。

レンズの位置がずれていると見た目が悪く見える、そういう場合はやり直す。

ゴムへのレンズのはめ込み完了。

水漏れチェック

マンティスの場合、この時点でマスクの水漏れチェックをする。

マスクを顔にあて、鼻で軽く息を吸い、漏れがないか確かめる。

漏れがあれば、息が吸えたり、音がするなどの異常がでる。

その場合はやり直す。

フレームの取り付け

フレーム下部を溝に合わせてはめ込む。

フレーム上部を上から乗せて位置を決め、軽く抑える。

片側からはめ込む。

「カチッ」というまで上下を押し込む。

次に反対側をはめ込む。

同じように「カチッ」というまで上下を押し込む。

ネジを締め込む

センター部分は最後。

特殊マイナスネジを穴の奥に沈める。

フレーム上部を下方へ押しながらドライバーで締めていく。

ネジを締め込むとセンターの隙間が塞がっていく。

ネジ締め込み出来たら終了。

締め込みを強すぎないように注意!壊れます。

マンティスマスクの度付き交換完了

最後にもう一度、顔にあてて水漏れチェック。

新品マンティスマスクへの度付きレンズ交換終了。