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美味しい島寿司は意外と簡単
八丈島の島寿司
郷土料理
伊豆七島の八丈島の郷土料理に島寿司がある。
八丈島に行ったら是非一度は食べたい。
寿司屋に行かなければ食べられない訳ではない。
![八丈島 島寿司](https://trevally.jp/wp-content/uploads/b6c26ec4386b3469394a27facfa2d3f1.jpg)
祝い事があれば必ず用意される一般の家庭料理。
八丈島なら民宿に泊まっても島寿司を出してくれる宿もある。
最近は八丈島のスーパーマーケットでも販売。
小笠原と大東島にも島寿司
小笠原にも島寿司がある。
八丈島から小笠原へ移住した人間が島寿司の作り方を伝えた。
更に大東島にも島寿司がある。
ここも八丈島から伝わったもの。
![大東島の島寿司 大東寿司](https://trevally.jp/wp-content/uploads/ac744486d44e4f6d12a89e9ca0505736.jpg)
大東島寿司は那覇空港の売店で空弁として販売。
毎日20個限定なので昼前後には完売してしま。
実は大東島ではなく那覇市内で作られている。
島寿司のネタ
小笠原の島寿司はサワラだけをネタに使った島寿司。
八丈島では色々な魚を使う。
刺身で食べられる魚ならなんでもOK。
キハダマグロ、カンパチ、アオダイ(アオゼ)、クロムツ、キンメダイ、アカサバ(ハチビキ)、メダイ、オナガ(ハマダイ)、カツオ、シイラ、カジキ、キツネガツオ(ハガツオ)、イサキ、トビウオ、イカなど地元で捕れる色々な魚で作る。
![八丈島 島寿司](https://trevally.jp/wp-content/uploads/3c1c6b1cbd957d2c21c083e67c6c4dce.jpg)
変わったところでは岩ノリの佃煮もネタとして使う。
ノリの香りが良く、すこぶる旨い。
島寿司の作り方
ネタを漬けに
八丈島では島寿司はどのように作るのか。
意外と簡単。
八丈島のスーパーマーケットあさぬまでは島寿司用として6種類のネタを30枚、パック入りで販売。
自分で捌く場合は魚を3枚におろし、腹骨を切り取り、中骨を除く。
慣れない人はサクになったマグロやカツオ、タイ、ブリ、カンパチなどを買って来ればよい。
寿司用のネタは刺身より薄めにやや長めにスライスするように切る。
もしくは魚屋で寿司ネタように切ってもらう。
ネタの準備が出来たら30分みりん醤油に浸ける。
酢飯の準備
酢飯も簡単にできる。
少し甘めの酢飯を使うのが島寿司風。
米5合に対し、酢は1カップ、砂糖も1カップ、塩を大さじ1を混ぜ合わせる。
出来合いのすし酢でも十分OK。
すし酢を炊き立て熱々のご飯にかけ、米粒を潰さないように酢が行き渡るように混ぜる。
お弁当などで食べる場合は出来たシャリを常温まで冷やす。
熱いうちに握ると魚が傷み悪くなる。
けれど握ったその場で直ぐ食べるならシャリが温かくても美味い。
![島寿司](https://trevally.jp/wp-content/uploads/94cadab98c56af030fc54508e6a18262.jpg)
握る
島寿司は江戸前握りのようにシャリとネタを一緒には握らない。
ゆえに誰でも手軽に出来る。
小さめに細長い俵型のおにぎりを握って皿に綺麗に並べる。
つまり握りのシャリ部分だけを先に作っておく。
ワサビでなく洋ガラシ
島寿司ではワサビは使わず洋ガラシ(ネリガラシ)を使う。
島ではワサビがとれない。
洋ガラシを適量シャリの上に塗っていく。
チューブの洋ガラシでも構わない。
![八丈島 島寿司](https://trevally.jp/wp-content/uploads/dda0d67524ff8246acd2283b3967d4b5.jpg)
仕上げは
最後は漬けにした寿司ネタをシャリの上に綺麗に乗せていけば出来上がり。
これで完成。
ネタを乗せてから握るようなことはしない。
これなら誰でもできる。