冬なのになぜダイビング

冬なのに

またまた千葉県館山市の伊戸へボートダイビングに行ってきた。

冬だというのに!

この寒いのにダイビングなんて!

と思う人も多いと思う。

けれど、そこには知ってる人しか解らないダイバーを魅了する世界がある。

遠い伊戸

千葉県の房総半島の先端にある館山市、それも太平洋側の外房にある伊戸はとても遠い。

片道で160kmの距離、伊豆半島の先端の下田へ行くのと距離は変わらない。

昔は片道5時間以上かかった。

しかし現在、高速道路が延びて短時間で行けるようになった。

湾岸道路、海底トンネルのアクアライン、館山自動車道を通り、空いている早朝の時間なら昔の半分の2時間半で到着する。

片道2時間半なら十分日帰りできる距離。

遠い場所だが近くなった。

普段、簡単に行けない場所ほど行った時には価値がある。

冬の方が空いている

夏よりも空いている。

道路が空いているだけでなく、海も空いている。

海水浴客はいない、釣り人も少ない。

ダイバーの全体の数も少ない。

乗船するダーバーの人数も少なく動きが早いので楽。

透明度が良い冬の海

冬で寒いと思うのはあたりまえ。

冬だけど寒くなければよい。

冬の海は透明度があがる。

20m以上の透明度があり、青く素晴らしい。

プランクトンや浮遊物などが減るため。

今回は水底で25mぐらい、中層では30m以上見えて気持ちの良い海。

水温は17℃、1月としては暖かい。

夏のように暖かく冬の海を潜る

水の入らないドライスーツを着て、以前に話をしたホットベスト(バッテリーで動作する熱戦の入った水中専用ベスト)を使うと暖かい。

信じられないかもしれないが真冬でも夏のように暖かく潜れる。

まだこのホットベストを使用しているダイバーは少ない。

いずれは誰もがホットベストを装着してダイビングを楽しむ日も近い。

それほどダイビングには欠かせなく暖かい。

冬でも暖かく潜れるのだから素晴らしい。

伊戸の魅力

ダイビングが楽

そして伊戸へ度々ダイビングへ行くのはそれだけの楽しみがあるからだ。

船で港から4分ほどで到着するほどダイビングポイントが近い。

潜降すると水底は22~23mの深度。

少しの流れがあっても潜降ロープがあるので潜降も浮上も安全にできる。

沢山のドチザメとアカエイ

水底に到着すると沢山のドチザメとアカエイがダイバーを待っている。

正確に言うとエサである魚をくれるダイバーを待っている。

エサは水中のカゴの中にあり、ロープで結ばれているため。

カゴの中のエサをサメもエイも食べることが出来ない。

匂いだけがカゴからこぼれていく。

ドチザメとエイはこの匂いに誘われてこの場所から他へ移動することができない。

アグレッシブに集まるサメ

ダイバーがカゴからエサを出すと大変。

その匂いに腹を減らしたサメとエイが「ちょうだい!チョウダイ!」と寄ってくる。

手に持ったエサを求めて何十匹も集まってくる。

エサを直ぐに食べさせてあげればサメとエイは離れていく。

けれどエサをあげずに隠して持っているとサメもエイも食べれないでじれてくる。

美味しそうな匂いがするのに食べられない、口の中に入らない。

サメに噛まれるのも楽しい

興奮して、頭や手や足をかじってくる

かじるがエサでないと諦めて直ぐ離す。

ドチザメの歯は小さく、噛まれてもやや痛いぐらい、犬の甘噛み程度。

スーツを着てれば大丈夫。

頭はフードを被ってカバーをし、手には丈夫なグローブをしている。

ダイバーにとってドチザメは害のない怖くないサメ。

ゆえに毎回エサを持ってドチザメとスキンシップして遊ぶ。

アカエイも遊べる

アカエイは尾の毒棘には気をつけなければいけない。

けれど腹側はまったく問題ない。

ダイバーに慣れて人に寄り添うアカエイもいる。

このアカエイも大きいので1匹でも十分だが多くのアカエイが集まる。

世界でもアグレッシブにサメとエイと遊べるのは伊戸だけ

たぶん世界でもサメと安全にダイバーが遊べる海は伊戸のダイビングだけ。

カリブ海のグランドケイマンにはマダラエイが餌付けされているポイントがあるがサメはいない。

モルジブやタヒチではシャークショーという名前でサメのエヅケをダイビングガイドが見せていたことがある。

間違って噛まれればスーツごと噛み切られるので見ている方も安心はできない。

モルジブでは何回か事故があり現在サメのエヅケは禁止されている。

安心してサメと遊べるダイビング

それと比べると安心できるシャークショーが伊戸のダイビング。

さらに自分でエヅケをして楽しむことができる。

噛まれても問題ない。

サメと遊べるなら一緒に潜りたい人は世界に沢山いる。

本来エサを持ってなければ間違って噛むこともないおとなしいドチザメ。

ここまで数が多ければ迫力も十分。

今回のサメとのダイビングシーン

約16分ほどの動画。

アグレッシブなサメがエサを求めてやってくるのがわかる。

アカエイも決して攻撃するのではなくエサが欲しくてやってくる。

まるで魚達がじゃれているように見える。

途中でサメがレギュレターホースの内側に入り、レギュレターが引っ張られるようなシーンもある。(開始後4分14秒)

シマアジまで楽しめた

浮上途中の深度5mの安全停止では沢山の高級魚シマアジがエサを求めて集まってくる。

まるで水族館にいるような、いや水族館よりも凄い。

その周りには大きなマダイやカンパチも泳ぐ。

この素晴らしい海が都会から2時間半の場所にある。

冬でも暖かく潜れる、アグレッシブなダイビングが出来るのだから止められない。