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春先の江之浦でダイビング、ダンゴウオが初登場

江之浦海岸

3月3日

ダンゴウオが出現。

というので早速ダイビング器材を車に乗せて神奈川県小田原市の江之浦海岸へ。

2019年3月3日ひな祭り、あいにく朝から雨。

雨だけど凪

北の風5~6m吹く予報。

波が高く海へ入れないかと心配していたが風も弱く波もない。

気温は9℃、いよいよ春。

ダンゴウオがやってきた

海に潜ると水温14℃場所によっては15℃、透明度は12メートル。

まだ春濁りはやってきていない。

深度5メートルの最初のトウフ石にダンゴウオがいるという。

エツキイワノカワ

沖側の面を念入りに捜す。

猿の腰掛けのような形をしたエンジ色の海藻、エツキイワノカワの上を重点的に捜す。

雨模様で水中もやや暗い、ライトを照らす。

赤いエツキイワノカワのテーブルに期待の小さな丸い物体は見当たらない。

隣のテーブルに範囲を広げていく。

沖側の面を全てチェックしたが見つからない。

何処かにいる、きっと目が見逃がしている。

もう一度端から端まで捜す。

ライトを当てる角度を変えたり、向きを変えたり、先ほどよりもさらに念入りに見つめる。

いた!

確かにダンゴウオの子供。

とても小さい4ミリほどか?

キュートな魚、そして人気者。

エンジェルリングはないので孵化後10日以上過ぎている。

生まれは?

この子は何処で生まれたのだろう。

ダンゴウオは一般にフジツボの殻などに産卵して孵化するまで親が守る。

神奈川県や静岡県では発見できる個体は少なすぎて確認できていない。

お腹の吸盤

ダンゴウオはお腹にある丸い腹ビレを吸盤のように使いツルツルした海藻に吸い付く。

波が頭の上を通過するたびに左右に流れが変わる。

流れが変わるたびに体の向きを変える。

飛ばされないように、出来るだけ水の抵抗が少なくなる向きに。

カエルの子?

丸い体に尾っぽがついてオタマジャクシを連想する。

赤いオタマジャヤクシ?

あまりに小さいので写真を撮るのも大変。

当然マクロレンズを使用、つかってもまだ小さい。

見つけられるかどうかは別として他にも何匹かいそうな気がする。

ダンゴウオのシーズン

生まれたてのエンジェルダンゴを捜すにはエツキイワノカワでなく海藻の若いカジメを捜す。

大きさは2~3ミリ、見つかれば超レアもの。

ダンゴウオはこれからゆっくり育ち、5月の上旬~中旬まで見られる。

大きさは2.5~3.0センチまで育つ。

水温が高くなると突然姿を消して来年の冬まで姿を見せない。

何処へ消えるのかは謎?

ダンゴウオを見よう

昨年2018年もダンゴウオを最初に見たのはちょうど3月3日。

やっぱりこの時期からダンゴウオスタート。

期間は約2ヶ月。

是非一緒にダンゴウオを見に行こう!