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雨が止み気温32℃
本日の江の浦は水温21℃、透明度12m、気温32℃

夏が来た!
朝方降っていた強い雨も夜明けとともに止み、朝のどんよりした雲は無くなり、江の浦に着く頃には所々青い空も垣間見え今日は暑くなるぞ!と言っているようだ。
予報では気温32℃。
風も弱く南風が2mほど吹いている。
海は凪、波がなく、潮も満ちていてエントリーエキジットがしやすそうだ。
上から見ても透明度は良い感じ。
今日のダイビング課題
アオリイカの卵から産まれる子供(ハッチアウト、孵化)を見る。
準備を終え、エントリーをする。
夏用の薄めのグローブで何の苦労もしない水温、でも長く潜るにはフードを欠かせない。
今はドライスーツだがあと水温が2℃上がって23℃になったらウエットスーツに替えよう。
3週間後にはウエットスーツが着れそうだ。
水中も初夏
ネンブツダイのパパは口内保育中
深度4mの水底に到着するとネンブツダイは既に2匹づつペアになっている。
既にオスが口で卵を育てているカップルもいる。
オスは飲まず食わずで1週間で卵が孵化するまで育てる。
孵化するときには水面に上がってブツブツ言うからネンブツダイなんだとか?
ちょっとマユツバっぽい話だ。
私はそのネンブツを聞いたことも見たこともない。
一度聞いてみたいものだ。
ソラスズメダイは元気な色
ソラスズメダイの青も綺麗な発色に変わりエサを食べて元気だと言っている。
ソラスズメについてはコチラで以前説明しています。
魚は色を変えるのを知ってますか?ソラスズメダイは青からグレー 6
クマノミはまだ
サンゴイソギンチャクにまだクマノミやミツボシクロスズメダイの姿はない。
昨年の子供達は今年も越冬できずに消えていった。
あと1月もすれば稚魚たちが流れてきそうだ。
生まれる赤ちゃん
アオリイカの孵化現場に到着
目的地の深度14mアオリイカの産卵床には沢山の卵がある。
産卵床の上にはネンブツダイの群れはまだいない。
ハッチアウトしているアオリイカの子供が少ないことの証だ。
世界へ飛び出せ
それでも数匹の子供たちは卵から世の世界へ飛び出していく。
体と同じ小さく墨を吐きながら。
水面へと泳ぎ上がる。
5cmづつ泳ぎ、1mも泳ぐと疲れるのか動けなくなる。

アオリイカの泳ぎはジェット水流
アオリイカはヒレで泳ぐのではなくジェット水流だ。
ポンプのように体を使う。
水を体にいっぱい吸い込み、一気にロートから噴射、そして進む。
1回1回が全身運動だ。
ましては産まれたばかりの赤ん坊だからすぐに疲れるのもあたりまえだ。
それでも休んでは泳ぎ、泳いでは休む。
止まっている瞬間が一番敵に襲われやすい。
アオリイカは粘っこい墨を吐く
墨を吐くのは自分の分身だと敵を困惑させるため。
イカの墨はタコのように薄まる墨ではなく、粘っこい墨で吐いた瞬間の形を維持する。
タコの墨は煙幕のため、墨が薄まって濁り見えにくくする。
今日ハッチアウトしたアオリイカの子供も良い確率で水面へ昇れているようだ。

腹が減った。
ゴロー♪ ゴロー♪・・・
