塩噛みファスナーの直し方

ラストダイブ

いよいよ今回のダイビングは終了。

コーラ片手にタオルを体に巻きつけ、風を切りながらボートはリゾートへ走る。

そんな中、メッシュバッグのファスナーが固まって動かなくて困ってる人がいた。

塩噛みによるファスナースライダーの固着。

見るとスライダー周りに白い粉が吹いている。

ファスナーが塩噛みする理由

メッシュバッグやローラーバッグなど海へ持って行くバッグのファスナーは真水で洗っても塩分が残っていることが多い。

収納後に塩が吹いたり、電蝕を起こしたりしてファスナーのスライダーの動きが悪くなる。

触ってみると2つあるファスナースライダーの片方が端から30cmぐらいの位置で動かない。

こんな時あなたならどうする?

大抵の人は直そうとしてファスナーを壊してしまい、新しいバッグを買うことになる。

ファスナー

バリ島ツアーの話の最後に私が考えた「塩噛みファスナーの直し方」をご紹介。

「塩噛みファスナーの直し方」Trevally流

①無理やりはダメ

絶対に無理にファスナースライダーの引手金具を引っ張らない。

簡単に引手金具が折れて壊れてしまう。

ペンチの使用でも壊れる。

②潤滑剤

出来ればKURE 5-56スプレーのような潤滑&錆落剤を固着部分のファスナーとスライダー部分にかけて数分浸透さる。

無い時は省略。

バリのボート上では潤滑剤は無かったのでこの手順は省略した。

③ひもを使う

ファスナースライダーの引手金具を取り付けてある穴に入る丈夫な紐を準備。

長さは30~40cmもあれば十分。

私はアウトドアスポーツで使用するケブラライン直径3mmのものを使っている。

これで道具の準備はOK。

④ひもをスライダーへ

用意した丈夫な紐をファスナースライダーの引手金具の取り付けてある穴に通す。

次に大きな輪っかになるように紐の端と端を結ぶ。

私は紐の端を2本重ねて結わくチチワ結びで結んでいる。

とても簡単で解けない。

この紐を引手金具代わりに引っ張ってスライダーを動かす。

紐は柔らかいのでスライダーを破損し難い。

⑤ファスナーをよく見る

ファスナーの塩噛みしているスライダーを良く確認。

紐を通したスライダーの穴には隙間が空いている部分がある。

たぶんファスナーが閉じている側になる。

こちら側にあまり強く引っ張ると紐が隙間を通って抜けてしまう。

ゆえに引っぱる方向は隙間とは逆の方向、ファスナーが開いている側、ファスナーを閉じる方向へ。

ひもはスライダーの穴の隙間の次に引手金具をはさんで通す。

⑥引っ張る

利き手で紐に手を通し、空き手でファスナーの閉じている側を持つ。

引っぱり方は紐を弛ませた状態から3~4kg位の力でクンクンと引っぱる。

塩噛みが強い場合は同じ力でこの動作を10~20回続ける。

引っぱるイメージはファスナーを動かすというよりも固着している塩噛み部分にヒビをいれるようなイメージで。

手が痛い方は太めのマジックペンなどを紐にとおしてマジックペンを引っ張ると手が痛まないので楽。

⑦逆に引っ張る

まだ動かない場合は逆側、ファスナーを開けるように軽く同様に2~3回引っぱる。

強すぎるとスライダーが壊れるので気をつける。

この時、空き手は開いているファスナーを持ちますが必ず空いてるファスナーを閉じている時と同じように揃えて持つ。

ファスナーをズレた状態で持つとスライダーは動かない。

さらにファスナーも壊れる。

1~2mmでも動けばゴールはもうすぐ。

これ以上は引っぱらない。

⑧更に逆に

引っぱる側をもとのファスナーが開いている側に戻し、同じように⑥以後の手順を繰り返す。

バリ島ではこの時点でファスナーは動いた。

その時、塩噛みしたファスナーは結果3つもあった。

3つとも数分で塩噛みファスナーは動き、元のように直せた。

塩噛み解決

その後の処理は塩噛み部分をなんども紐を持ってスライダーを動かして馴染ませる。

ここで紐を外す。

あとは塩噛みしていた部分が塩や電蝕で白くなっているので潤滑剤をファスナーにかけてスライダーを全体的に良く動かす。

KURE 5-56スプレー(潤滑&錆落剤)が無ければドライスーツのファスナーに使う潤滑剤ZIP TECHでもファスナーの潤滑が出来る。

塩噛みの時はお試しを。

この方法を知っているとちょっと胸を張れる。