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パラオのダイビング、インドオキアジとメアジの群れ

ランチは変形ハンバーガー

本日のランチはハンバーガー

1ダイブ潜った後でウーロン島へ上陸。

昼食はハンバーガー、でも名前はサンドイッチ。

こってりした大きなパンに肉塊のハンバーグをサンド。

銀紙に包まれたハンバーガーは誠に大きい。

BOXに入っているがいびつな形のハンバーガー。

波を切る高速ボートの震動で形が変わる。

味の保証なしのハンバーガー

味はもちろんジャンキー。

美味いとか不味いとか考えてはいけない。

エネルギーとして胃に流し込む。

砂だけの小さな島ウーロンサンドバー

小さな砂洲ウーロンサンドバー

2ダイブ目は砂洲で出来た小さな島、ウーロンサンドバー。

潮の流れの関係で砂がここに溜まる。

民家1軒ほどの広さ。

潮が満ちれば水中に沈む。

生えてる樹木は1本もない。

このウーロンサンドバーの沖に潜る。

テーブルサンゴがびっしり

浅いところはテーブルサンゴがとても綺麗。

とりあえず深度20mの白い砂地に降りて記念撮影。

深度22mの砂地にはチンアナゴ(ガーデンイール)の群れが棲んでいる。

魚体は細く、長い。

皆同じ方向にむく。

白地に黒のドット柄が可愛い

警戒心が強く野生のガーデンイールには近寄れない。

側に寄れば皆、砂に隠れてしまう。

さらに先に見える群れ

遠くにオオメカマスの群れ。

ゆっくり近づく、さらにゆっくり。

動画スイッチon。

できるだけプレッシャーを与えないように。

そろりそろり。

段々彼らの警戒心が薄れていく。

近づくオキアジの群れ

もうひとつの群れ

もうひとつの群れが現れた。

アジの仲間。

アジよりやや大きく丸い。

オキアジの群れ

できるだけ動かず、寄り添うように少しづつ近づく。

大きな動作は禁物。

上半身はほとんど動かさず、フィンワークも滑らかに。

呼吸さえも静かに。

オキアジ
オキアジとメアジ

できるなら息を吐きたくない

息を吐いた時にでる泡の音はバリバリという震動で魚に緊張を与える。

けれどこればかりはどうにも出来ない。

出来ることは吐くときも静かに少しづつ。

あとはこの泡の震動に慣れてもらう時間が必要なだけ。

やがてオキアジは遠ざかる。

すると不思議

少しの間をおいてオキアジが自分からこちらへ戻ってくる。

なぜ?

チャンス到来、動かず待つ。

レンズだけを向け、じっとしていれば良い。

群れはオキアジだけではない。

マアジによく似たメアジも混じる。

魚体に傷、ハッキリ噛まれた跡が見える。

アジは誰からも狙われる

ここでもアジは旨い餌とされる。

水中は全てが野生の世界。

誰も守ってくれるものはいない。

隠れ家もない。

助かる道は逃げるしかない、己の体力と運。

古の昔より続く自然の法則。

目の前をゆっくり群れが通る。

一瞬、緊張感が走る

群れが一斉に素早く方向を変へて泳ぎ逃げる。

オグロメジロザメ
オグロメジロザメ

その後をイソマグロ、アオチビキ、カスミアジ、ナンヨウカイワリ、バラクーダ、オグロメジロザメが追いかける。

狩りが始まった。

そして瞬時に終わる。

カスミアジ
カスミアジ

狼が去る

狼達に追われたヒツジ達。

敵がいなくなると静かな群れの動きに戻る。

オキアジ
オキアジとメアジ

そしてさっき以上にオキアジ達の群れは側に近寄ってくる。

狼ではない、安全な仲間として認識したようだ。

その数は数え切れない。

優雅な群れ、銀輪の輝き、瞳のない丸い目。

手の届く距離。

もうオキアジ達はダイバーを怖れていない。

オキアジ
丸いのがオキアジ 長いのがメアジ

まるで旧友に会いにきたかのよう。

雅な時間がゆっくりと過ぎていく。

ありえない交流の時になった。