Contents

ジンベイザメが泳ぐリチェリューロック透明度6m

タイのリチェリューロックへの旅

タイのプーケットへ飛ぶ

リチェリューロック朝、日本からタイのプーケットへ飛ぶ。

プーケット国際空港からは車で移動。

賑やかなプーケットの街を抜けると田舎風景。

小型ダイビングクルーズ船の出る港につく頃、日は暮れた。

クルーズ船はカオラックから出港

辺りは真っ暗。

港には街灯がない。

そうここは日本ではない。

タイの田舎、カオラック。

暗闇の中、船に乗船する。

荷物を乗せ準備が整うと真夜中に船は出航。

幸い船の中は明るい。

最初に見えたのはコーボン島

翌朝、最初に見えた島はコーボン島。

目的地ではない。

リチェリューロックはまだまだ時間がかかる。

クルーズ初日の朝コーボン島で1回だけダイビング。

水中は普通の綺麗な海。

心はリチェリューロックにある。

ダイビング後に出航。

目指せリチェリューロック。

リチェリューロックの場所

リチェリューロックはプーケットから約200km。

カオラックの港から北北東へ約60km。

チャータイ島からは東へ20kmの沖合にある。

島ではなく水面に浮かぶ小さなクロワッサン型の暗礁。

潮が満ちれば水面下に沈む。

知らなければ多くの船が座礁するような小さな岩場。

船は夕方リチェリューロックに到着。

アンカーリングして夜を過ごす。

ジンベイザメとダイビング透明度6m

最初の1ダイブ

朝日に照らされるリチェリューロックは静か。

海も穏やか、天気も上々。

朝食後、ダイビングの準備が出来たらロックの近くで海へ飛び込む。

お~これは!

見えない!

透明度が悪い、悪すぎ!

透明度6m。

夏の江之浦と同じ

方向はコンパスが頼り

直ぐにグループとはぐれる。

流れはきつくはないがほどほどにある。

ゆっくり潜降しながらコンパスで方角を確かめる。

リチェリューロックの斜面に沿って周る。

ジンベイザメは部分パーツのショートカットで

泳いで行けばそこにジンベイ柄の模様が見える。

ジンベイザメだ。

けれど悲しい一部分しか見えない。

今見えてているのは背びれのあたり、白い線と白いドット柄。

大きなジンベイザメは体のワンカットしか見えない。

ジンベイより速くは泳げない。

顔は見れず。

目の前を通り過ぎる。

背びれから尾の付根、そして尾ビレ。

部分パーツのショートカットでジンベイザメの半身を見た。

このダイブでのチャンスはこの1回だけ。

どこまでもギンガメアジ

その後はギンガメアジの群れ。

何処まで行ってもギンガメアジの群れ。

凄い数。

もしかしてアンダマン海のギンガメアジが全部集まったのか?

がしかし、見える部分は6m。

見えるギンガメアジも10~40匹。

もしかして300匹のギンガメアジの群れがグルグル回ってるだけ?

メリーゴーランドのように目の前を通り過ぎてる?

疑いたくなるほどギンガメアジの群れが凄い。

いや、透明度が悪い。

リチェリューロックは小さい

昼食後にリチェリューロックの後半部分を潜る。

クロワッサン型のリチェリューロックは1ダイブでは回り切れない。

けれど2~3ダイブあれば1周出来てしまう。

ジンベイザメは妖怪一反木綿

潜降すると再びギンガメアジの群れが迎えてくれる。

透明度は相変わらず悪い。

最後までジンベイ柄を見られることはなかった。

しかし後半、水面を見上げると太陽をバックに黒い大きな影を見た。

ジンベイザメまで距離があるので全身が見える。

真っ黒い長い影は妖怪一反木綿のよう。

ゆっくりと尾ビレを動かし消えていく。

輪郭はハッキリ見た。

これが想い出のリチェリューロックのジンベイザメ。