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めちゃんこ可愛いアオリイカの赤ちゃん

大雨、洪水、氾濫、崖崩れ

被害大きく

恐れていたとおり大雨は続き、各地に大きな被害。

崖が崩れて家が押しつぶされた。

今も家屋の下敷きになり消息の分からない人がいる。

川の水が氾濫し家ごと流された。

家が土砂で埋まる。

今も屋根などで救援を求めている。

車が泥水に水没して使用出来なくなった。

何代の車がダメになったのか。

野菜も育たない

もちろん作物にも影響。

泥水に覆われた田畑は全て全滅。

野菜の値段も上がる。

洪水地区ではJRも運休。

生活物資、雑貨、機械部品や私のバッグも届かない。

沖縄、九州、山陰山陽、四国、近畿、中部、東海、北海道の被害に合われた方にお見舞い申し上げます。

また事故で無くなられた方の御冥福をお祈りいたします。

早く通常の生活に戻れるように祈っております。

江之浦の海況

3日続いた大雨

昨日は豪雨を心配しながら曇りの中、定例会で神奈川県の江之浦で潜った。

途中相模川と酒匂川、早川を渡った。

洪水になるほどではないが茶色い濁り水が増水。

海岸沿いに出た瞬間、海の色が目に飛び込む。

波もウネリも無く、凪の状態。

しかし、嫌な水の色。

黄緑に泥が混ざったような色が沖合3~4km続き、沿岸沿いに広がる。

江之浦もバスクリーン

江之浦に到着しても海の様子は変わらない。

3日間続いた大雨は台風後に似た濁水を海原へ放出。

駐車場の源さんは昨日の昼に濁った潮が入って来たという。

バスクリーンを入れたように緑色化した。

雨雲は北へ流れる

雨雲は伊豆半島の天城山から箱根へ尾根を横に流れていく。

小田原や相模湾側には降りてくる気配はない。

東側には青空すら見える。

箱根の南西側では大雨。

江之浦で潜る

視界不良

目の前の海に集中しながら準備を進める。

潜降すると水面下1mぐらいまでは透明度1m、ほとんど見えない。

ガイドロープに沿って沖へ向かう。

水温は21℃、例年通り。

あと3週間もすると23℃まで上がる。

沖を流れる黒潮の水温は27℃、こちらに向かって流れてくれれば海も夏。

深度4mで透明度2m、少し離れると迷子になる。

大介登場

そんな中、イシダイの大介が直ぐに表れた。

他にダイバーはいない。

さすがにこの透明度ではダイビング講習もダイビングツアーも楽しめない。

大介は最初から最後までピッタリついてきた。

海は貸し切り

そんな透明度でもオニカサゴ、カサゴ、キイロウミコチョウは普通に見られた。

 

美味カサゴ

 

キイロウミコチョウ 頭の黒いスワン

そして沖の三角岩のヤギには紫色のお客様

先月に続いて今月もいたスミゾメミノウミウシ。

この子たちに透明度はあまり関係ない。

アオリイカのハッチアウト

めちゃんこ可愛いアオリイカの赤ちゃん

最後はアオリイカの産卵床

赤ん坊が生まれる瞬間に遭遇。

1年ぶりに確認。

親のアオリイカは既にいない。

小さなアオリイカの赤ちゃん、大きさも、泳ぎも、形も、めちゃんこ可愛くて惚れてしまう。

卵から孵化したばかりのアオリイカの赤ちゃん

悪魔のような可愛さ

孵化した瞬間から泳ぎ始める。

外敵の少ない、水面へと向かう。

既にイカの容姿をしている。

一人前に墨も吐く。

大きさは8mmほど。

写真は右が頭の先端、右向きに横になっている状態。

目もあるし、短い足もある。

ドラゴンボール

全部の赤ん坊イカが大きな栄養玉も抱えている。

ドラゴンボールを持て遊そんでいるよう。

しばらくはこのお弁当で生きていくのだろう。

水面に辿り着く前に多くの赤ん坊がネンブツダイに捕食されてしまう。

1年で数千倍の大きさに育つ

運良く生き残れた赤ん坊はプランクトンを食べ、9月末頃にはコロッケサイズに育つ。

11月にはネンブツダイを餌として逆に捕食する大きさになる。

1年後の来年5~6月には60~100cmの大きさまで育ち、卵を生むと伊豆近辺のアオリイカはその命を全うする。

しかし、死んだアオリイカを水中で見たことは一度もない。

誰が食べてしまうのか?

不思議。