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上海のバイオニックジンベイと本物

上海でバイオニックジンベイが泳ぐ

本物よのうに泳ぐバイオニックジンベイ in 上海

上海海昌海洋公園の水族館でリチウム電池で泳ぐジェンベイザメがお目見え。

関節型水中ロボット。

水槽内を本物のジンベイザメのように悠然と泳ぐ。

バイオニックジンベイザメの特徴

大きさは約5m。

遊泳速度は0.7m/秒、最大深度10m。

ジンベイ模様の表面は人工皮膚。

泳ぐ動作だけでなく口の開閉も可能。

バイオニックジンベイザメの性能

推進移動もジンベイザメの尾ビレと体の動きを真似る。

浮力調整もコンロールできる。

直線移動だけでなく方向転換や潜降浮上もジンベイザメのよう。

中層停止もでき、GPS機能も搭載。

本物のジンベイザメ

世界最大のサメ

地球上で一番大きくなる魚。

そして世界で一番大きなサメがジンベイザメ。

ただその性格は大人しい。

大きいゆえ幼少期以外は外敵が少ない。

ジンベイザメの大きさ

ダイバーの憧れの生物がジンベイザメ。

ジンベイザメを見たラッキーなダイバーは歓喜の声を上げる。

通常見られるジンベイザメの大きさは6~10m。

滅多に見られないが最大20m。

重さは平均15トン、最大30トン。

それにしても大きい。

英名はホエールシャーク(クジラザメ)、まさにそのとうり。

甚平柄

ジンベイザメ体の色は背中側が青みがかったダークゲレー。

腹側は白い。

頭部から尾にかけて白いドット柄が広がる。

胸ビレ上部から尾部にかけて山のように盛り上がった筋が3本はいる。

体側には筋と垂直に白の線がある。

この模様が和装の甚平柄に似ていることからジンベイザメの名がついた。

目と口とエラ

体は大きいが目は小さく口の横に位置。

口は横に広く最大1.5m。

呼吸するエラは目と胸ビレの間にあり、5つの穴から排水。

1時間に600トン(600㎥)の水をろ過する。

寿命は推定130歳

ジンベイザメの遊泳スピード

遊泳スピードは時速4~13km。

遅いスピードのように思えるが人間はこのスピードでは泳げない。

ゆっくり泳いでいるジンベイザメにダイバーは追いつくこともできない。

1日に24~28kmを移動。

年間で4200km移動する。

ジンベイザメは子供を産む

ジンベイザメは交尾をし、子供を産む。

人間と同じ胎生ではなく卵胎生。

母親の胎内ではヘソの尾に繋がっていない。

胎内で卵を孵化、仔魚は卵黄を栄養として育つ。

あるいていど大きくなってから出産する。

出産する数は300匹前後、大きさ55~60cm。

ジンベイザメのエサ

鋭い歯はない。

とても小さな歯が300~350本ある。

ジンベイザメのエサは主にプランクトン。

小さな浮遊生物、群れているイワシや小さな魚、エビの仲間のオキアミや浮遊性の魚卵。

遊泳しながら1時間に2~3kgのエサをエラで濾して食べる。

プランクトンが多いのは水面近く。

そしてプランクトンが多い海域は水温が比較的高く、濁っている。

そんな海にジンベイザメが出没することが多い。

ダイビング中に見たジンベイザメ

今までにダイビング中ジンベイザメを見たのはいずれも海外。

タイのリチェリューロック

タイのインド洋側、アンダマン海。

観光地プーケットから北東に200km。

洋上ある小さなが岩礁。

モルディブのアリーアトールとダールアトール

インド洋に浮かぶ島々のモルディブ共和国。

ダイバーの天国。

首都マーレよりも西側にある大きな環礁。

メキシコのラパス

北アメリカ太平洋側。

カリフォルニア半島カリフォルニア湾

ラパス。

インドネシアのバリ島

ジンベイザメインドネシア。

バリ島。

ムンジャンガン島。

まだ他にも見られるポイントはある。