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かっちゃまでキラキラ光るジャイアントカブトクラゲ?

クラゲでないクラゲのカブトクラゲ

かっちゃまボートダイビングで珍しいカブトクラゲ

カブトクラゲだとしたらあまりに大きい。

カブトクラゲ水中で見つけたのは東京湾。

千葉県鋸南市勝山港沖にある浮島、東側沖深度10m。

ダイビングの終盤、ボートへ戻る途中で中層を漂う大きな浮遊物を発見。

何かと思って近寄ってみると大きなカブトクラゲ。

筋の光が綺麗なので動画撮影

カブトクラゲはクラゲでないクラゲ

カブトクラゲは皆がイメージしているクラゲとは少し違う。

お椀型のフワフワ泳ぐ毒の触手を持つクラゲの仲間ではない。

カブトクラゲは有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)というクシクラゲの仲間。

一般の刺すクラゲは刺胞動物というクラゲ。

その証拠にカブトクラゲは刺さない。

また毒も無い。

カブトクラゲの名前は形から

形が戦国時代の武者がかぶったカブトに似ているのでこの名がある。

体の半分以上は鉢の部分。

下側を広げるとスカートの裾のように広がる。

そしてカブトクラゲはフワフワ泳がない。

光るカブトクラゲ

キラキラ光るカブトクラゲ

カブトクラゲ動画で見ると解かるがキラキラ光る8本の線毛のような筋がある。

これがクシクラゲの仲間の特徴。

線毛のような光る部分は櫛板(くしいた)という。

独自で光っているのではない。

光を受けて虹色に反射する。

浮遊生物カブトクラゲ

泳ぐためにこの櫛板を上から順番に下へ倒し推進力を得る。

その時に光が反射して光っているように見える。

移動は泳ぐというよりゆっくり動く。

宇宙に浮かぶ宇宙船がゆっくり回転するような動き。

移動のほとんどは流れまかせ。

泳ぐネクトンというよりも浮遊生物。

体の97%は水分、ほとんど水。

柔らかく、触れば簡単に千切れてしまう。

エサとして捕食するのは小さなプランクトン。

大きすぎるカブトクラゲ

一般的なカブトクラゲの大きさは5~10cm。

10cmになればカブトクラゲは大きい。

それゆえにこのカブトクラゲはとても興味深い。

このカブトクラゲの大きさは人間の頭ほどある。

今までカブトクラゲを何回か見てるがここまで大きなカブトクラゲは見たことない。

25cm以上ある。

刺胞動物のクラゲでもこの大きさになるとフグやカワハギに齧られて傷が多い。

このカブトクラゲはほぼ完全体に近い。

もしかして新種?