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ヒゲダイが激減、不審船が釣っていく
外房西川名は大きなヒゲダイとクエが名物
今日は大物が見られる西川名ボートダイビング
![西川名港](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2021/07/822b9e4b19982c497462b5aba5b2eb5f.jpg)
暑い夏は陸上より水中が良い。
今日はここ西川名から出港する。
場所は千葉県館山市、房総半島の先端洲崎灯台をまわり太平洋側。
最初にある小さな港。
遠くには伊豆大島が見える。
岬の先端近く一年中潮の流れが速い。
黒潮を泳ぐイサキの群れ
船から見れば水の色が青い。
海へ飛び込めば水温27℃。
黒潮の流れ。
![イサキ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2021/07/c7115e0d88f48d6a924f860b9130ccda.jpg)
中層には数えられないイサキの群れ。
刺身か?
塩焼きか?
一生かかっても食べきれない。
青に黄色はタカベ
水底に止まれば、長閑に泳ぐイサキの群れが途切れない。
時おり青と黄色に見える群れはタカベ。
夏、脂が乗ってる高級魚。
刺身、煮つけ、塩焼きとなんでも美味い。
水揚げされる量は少ない。
西川名のダイビング名物はヒゲダイとクエ
西川名に潜ったら是非会わなければいけない魚は2種類。
大きなヒゲダイと巨大なクエ。
1匹、2匹なんて数じゃない。
ヒゲダイで40匹以上。
クエも10匹以上が棲んでいる。
それも大型魚ばかり。
30年以上大型魚が多い西川名
もう30年以上西川名に潜り続けている。
エヅケもせずによくこれだけの大型魚がいるものだと感心する。
流れも強く、魚の隠れる大きな岩がいくつもある。
エサが多く、小型魚も群れて集まる。
大型魚にとってもエサに不自由しない。
潮の流れもコロコロ変わり、水温もコロコロ変わる。
そんな生態的環境が素晴らしい海。
看板娘のヒゲダイとクエがいない
ヒゲダイもクエもいない
ところが今回、ヒゲダイもクエもいない。
イサキの群れの先、流れがよく当たる西の岩。
普段なら3~4匹のクエがいる。
けれど小さなクエが1匹だけ。
ヒゲダイの数はゼロ。
いつもなら数匹のヒゲダイもこの岩にいる。
釣り針と糸が岩に絡んでいるのでゴミとして持ち帰る。
ヒゲダイのいないV字谷
ヒゲダイの巣であるV字谷へ移動。
両側が大きな崖となった水路。
流れも集中して速い。
ここがヒゲダイの棲家。
多くの大きなヒゲダイが棲んでいる。
いつもは20匹ほど。
いるはずだった・・・・・。
おかしい?
いない!
水路にもいない。
両側の壁にもいない。
水路の影にも表にもいない。
岩の上にもいない。
1匹もいない。
あれだけいた多くのヒゲダイがいない。
ヒゲダイを1匹見つけた
![](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2021/07/45a7ba3bd1b9ca614b34baa727fdb680.jpg)
馬の背の根を大きく廻ってみた。
反対側の外れに1匹だけ岩陰に隠れていた。
まもなく潜水時間終了。
浮上ポイントの近くの岩陰に隠れているヒゲダイをもう1匹見つけた。
クエは最初の小型1匹だけ。
なぜ?
こんなにいない?
ヒゲダイ全部で2匹。
西川名にしては少なすぎ。
![ヒゲダイ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2021/07/9ccdf6d4536504c43dc6585a4a631b3a.jpg)
本来ならヒゲダイが並んでいる姿が見られる。
ダイビングボートに書かれているヒゲダイの絵も嘘じゃない。
並んだ大きなヒゲダイを近くで見られるのが西川名ボートダイビングの魅力。
ヒゲダイとクエが釣られて減る
2ダイブ目に沖へ出るとダイビングポイントから走り去る船がある。
モーターボートではない。
漁船のような小型船。
白い水の尾を残し西の海へ消える。
ダイビングボートがいなくなるとやってくる。
不審船。
ダイビングポントで大型魚を狙う釣船
ダイビングポントに係留して釣りをしている。
海底の岩に絡む多くの釣り針と仕掛け。
夕方や夜、釣り上げていく。
これってやって良いのか?
ダイビングする際には海面使用料なるものまで支払っている。
漁協で取り締まる義務は無いのだろうか?
自分も釣りは好きだがこれは違う。