川、沼、湖で捕れた魚は生で食べてはいけない

淡水魚は生食ダメ

寿司屋に並ぶ旨そうな魚は全て海の魚。

また、魚屋に並ぶ魚もほとんどが海の魚、それも刺身なら必ず海の魚だけが並ぶ。

川、沼、湖で捕れた魚は生で食べてはいけない。

淡水には怖い寄生虫

それは寄生虫がいるからだ。

海の魚にもアナサキスなどの寄生虫はいるが淡水の魚の寄生虫ほど質が悪くない。

アナサキスが体内に入り、胃や腸壁を噛みつけば耐え難い痛みに襲われ、数日間続くことになる。

それでも何の治療もせずとも一週間すればアナサキスは死に、症状は改善する。

寄生虫顎口虫の症状

例えば淡水魚の寄生虫のひとつ顎口虫。

コイの刺身を食べて顎口虫が人間の体内に入れば大変なことになる。

消化器に寄生すれば吐き気、胃痛、腹痛、下痢または無症状。

顎口虫が皮膚下まで移動すれば痒み、腫れ、腫瘤そして顎口虫が皮膚下で移動すればイモムシが這うように浮腫が動いていく。

血管や筋肉を通って各内蔵へも移動する、肺、肝臓、心臓、脳、脊髄、眼球、生殖器。

各臓器に思いダメージを与える。

寄生した臓器によって違う

心臓へ移動した顎口虫は心筋梗塞を起こさせることがある。

脳へ移動した顎口虫は脳炎を起こし、麻痺、神経障害、死に至ることもある。

脊髄に移動した顎口虫は髄膜炎を引き起こし、麻痺、死に至ることもある。

眼球に移動した顎口虫は視力低下、失明を引き起こす。

顎口虫に寄生された人間は悲惨な末路をとる。

淡水魚には顎口虫の他にも横川吸虫や肝吸虫などの寄生虫もいる。

淡水魚は熱を通して食べる

顎口虫の生い立ち

顎口虫の大きさは種類によって違うが0.6~4.0mmほど。

犬や猫、豚、イタチなどの哺乳動物の胃腸に寄生し成長する。

動物の体内で卵を産み、その卵は動物の排便と共に体外へ排出、糞食した虫や雨などで川や湖に運ばれ、卵はミジンコに食べられ、そのミジンコに寄生する。

ミジンコはドジョウ、クチボソ、フナ、コイなど多くの魚に食べられ寄生の宿主が変わる。

さらに寄生した魚を捕食した魚も寄生宿主になる。

多くの淡水魚が感染していると考えたほうがよい。

綺麗な渓流に棲むヤマメやイワナ、清流に棲むアユ、ウグイ、カジカ、中流や沼湖に棲むコイ、フナ、ライギョ、ブラックバス、ブルーギルなど書き表せない数の魚が感染対象。

魚だけでなく、タニシ、エビ、カエルやサンショウウオなどの両生類、ヘビやトカゲなどの爬虫類、ブタ肉なども生食は危険。

必ず火を通して食す

魚の肉を生で食べるから感染するのであって、焼いたり、煮たりすれば感染を防ぐことができる。

必ず火を通して食すべき食材。

海でも河口近くの魚はやはり火を通して食べた方が安全。

海外で食べる時も十分注意が必要。

ちなみに-20℃の冷凍なら12日間、-4℃(家庭用冷凍庫)なら30日間の冷凍が必要というデータもある。

コイの刺身は大丈夫なのか?

室内養殖でペペレなどの人口のエサだけを食べさせたコイなら顎口虫に寄生されていることは考えられない。

コイの洗いの刺身を商品として出している店ではこのような養殖したコイを使う。

他の魚も養殖魚なら顎口虫の寄生のリスクは低くなる。