キヌバリ

キヌバリ

ハゼの仲間

縞の入った綺麗な魚、形からしてハゼの仲間。

けれどマハゼのように砂地を這うように移動はしない。

水底から30~100cmの中層にホバーリングして流れてくるプランクトンなどエサになるものを食べる。

大きさは10cmほどであまり大きくはならない。

キヌバリ

温帯性の魚

流れの少ない岩礁帯や藻場の近く、深度1~15mの比較的浅い水深に生息する。

綺麗な魚だが熱帯魚ではなく温帯域の魚、関東近辺の海で不通に生息する。

水温の高い熱帯域には生息しない。

カラフルな魚

背ビレ、腹ビレ、尾ビレもカラフルで赤、ピンク、イエロー、ブルーの色が美しい。

ダイビング中は魚との距離が離れているため、ヒレのカラフルさを確認することは少ない。

黒い縞も黄色の帯に囲まれている。

キヌバリ

太平洋と日本海で違う

この体側にある黒い縞は太平洋側に生息するキヌバリと日本海側に生息するキヌバリでは数が違う。

頭をぬかし、エラより後方の黒い縞の数は太平洋側のキヌバリは6本。

日本海側のキヌバリは7本。

なぜ縞の数が違うかは不明。

キヌバリ
太平洋側6本タイプ

ハゼなのに何故キヌバリなのか?

絹張り

キヌバリとは絹を張る意味。

着物の洗い方のひとつに洗い張りという方法がある。

キヌバリ
岩の下にいることも

着物の糸を解き一枚の反物状にして洗い、また着物として仕立てる。

手間はかかるが反物状にして洗った方が綺麗に洗えるメリットがある。

反物状にして洗った後は絹がシワにならないように工夫をする。

洗った反物を沢山の竹ひご使って生地を張って乾かす。

乾く前からシワを取り除く。

 

 

キヌバリの体側を綺麗な反物と考え、黒い縞を布を張る竹ひごとみる。

着物の洗い張りのときの様子、絹張りをこの魚の名前にした。

キヌバリは着物のように奇麗な魚。

初夏の潮だまり

初夏を迎えるころ潮だまりにもキヌバリの子供はやってくる。

キヌバリ
子供は身体が透けている

上から見たキヌバリは黒く見えるので綺麗さは解らない。

玉アミですくってウイスキーボトルに入れて見るとその華やかさに目を奪われる。

楽しんだ後には酸欠にならないように海へリリースする。