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生のオゴノリは食中毒をおこすことがある
刺身のつま
うまいつま
刺身の影に隠れている緑色のつま。
それと並んだ白い大根のつま、両方とも好き。
刺身も好きだがつまも好き。
刺身を食べた後につまを食べると口の中がさっぱりして、また刺身を美味しく食べられる。
昔は刺身を飾るためにのせてあるのだと思い、一切食べなかった。
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/03/4470fe93c3ac4585fa5afe4fb8ca8d2a.jpg)
つまは刺身を鮮やかに見せるため。
刺身を立たせて盛り付けの雰囲気を良くするために使われる。
大根役者
大根は食中毒を起こさないので当たらない野菜と言われる。
そこで演技の下手な役者を大根役者と呼ぶ。
当たらない役者、売れない役者は大根役者。
大根のつまは食中毒にならない安心な食べ物。
生では毒のオゴノリ
安心なオゴノリ
そして緑色のつま。
これは海藻のオゴノリを食用処理したもので同じく食中毒はない。
ちょうど今から初夏にかけて海岸の岩場の浅い所にオゴノリが育つ。
中毒を起こすオゴノリ
けれどオゴノリを海から採ってきて生で食べてはいけない。
なぜかオゴノリは自生しているものを採ってきて料理した場合に限って中毒を起こすことがある。
アプリシアトキシンという毒性物質のため。
熱を加えただけでは毒性が消えないこともある。
今まで数名の死亡事故がおきており、男性より女性の方が重症になる場合が多い。
生のオゴノリの色は褐色、またはやや赤っぽい。
テングサと同様に寒天やトコロテンの材料にもなる。
熱を通すとワカメと同じように緑に変色する。
食用処理
食べ物として市販されているオゴノリはアルカリ性の石灰水に浸してある。
そのため毒性はなく、色も緑色で塩漬けされている。
利用する時は塩蔵ワカメと同じように真水で洗い、10分ほど水に浸けて塩分を抜いて使用する。
生は危険
海で自生しているオゴノリは生のまま食べてはいけない。
熱を通すと緑色に変わる。
けれど熱を通しただけでは毒性が消えないことがある。
食べるなら自己責任。
市販されているオゴノリは安全、アルカリ水で中和している。