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GW5月3日大雨強風嵐 大瀬崎で潜り雲見で晩餐
いよいよゴールデンウイーク後半
出発は早い
5月3日、午前04:00西伊豆に向けて車を走らせる。
雨は大降り。
昨日までの良い天気とは正反対。
西風が強くなり海も荒れ模様という予報。
明るくなってきた空は、どんよりと灰色。
嵐と渋滞
ゴールデンウイークの嵐も珍しい。
土砂降りで横風も強い。
台風のよう。
朝なのに夜のように暗く、気持ちも重くなってくる。
車は首都高速を抜け、東名に入り、横浜IC近くで渋滞につかまった。
![20180503渋滞](https://trevally.jp/wp-content/uploads/f622eebffc3bbd2d5834369ef48201b9.jpg)
am05:40、まだ朝早い。
通常なら渋滞が始まるのは1時間以上後。
ゴールデンウイークならではの早い渋滞。
だらだらと流れながら大井松田ICを過ぎると渋滞は解除された。
渋滞解除
スムーズな流れになり、御殿場PAを抜けたあたりから雨も小雨に変わる。
嵐のピークは過ぎた。
沼津ICを降りる頃には雨はポツポツ状態。
南西の空には薄い青空の窓。
香貫通りをとおり、駿河湾の奥にある内浦湾の湾岸に出ると南西の大風が吹き寄せる。
大波が堤防を越える。
これでは他の場所では潜ることも難しい、この悪条件でも南西の風に強い大瀬崎を目指す。
嵐に強い大瀬崎
雨止むが南西の強風
大瀬崎に到着すると雨は止んだ。
けれど南西の風は強い。
![20180503大瀬崎外海](https://trevally.jp/wp-content/uploads/30d6811089c1a20083dacf8571be1ae0.jpg)
外海の風景。
写真では解りずらいが左から右へ強い風が吹く。
波が打ち寄せる。
外海は潜水禁止。
風と波が無ければ入ってみたいがしょうがない。
歩いて前浜のサービスに戻る。
???みかんじるこ
途中で見つけた、のぼり旗。
なんだろう?
![大瀬崎みかん汁粉](https://trevally.jp/wp-content/uploads/cdcc2a39686fc0b26682e118140c926b.jpg)
大瀬崎名物?
あったか~い?
「みかんじるこ」
大瀬崎にくるのは久しぶりだが「みかんじるこ」とは何だ?
以前にはない。
それも大瀬崎名物とうたっている。
そもそもこの「みかんじるこ」の、のぼり旗がある店は1軒だけ。
あんこのお汁粉にみかんが入っているのか?
みかんの汁にあんこが入っているのか?
それも温かい。
食べ物に関してチャレンジ精神を私は持っていない。
想像だけで気持ち悪い。
湾内前浜は静か
湾内に波は無く、大風はときおり右から左へと吹きつける。
今日は何処の海も大荒れなのに大瀬崎の前浜だけは湖のようなコンディション。
![20180503大瀬崎前浜](https://trevally.jp/wp-content/uploads/6eacb16bd7ad2a05bb0a5853220674a8.jpg)
ゴールデンウイークなのにダイバーの数はそんなに多くない。
昔はこの浜には隙間が無いほどダイバーで溢れかえっていた時期があった。
その頃に比べると閑散としている。
深いねミジンベニハゼ
お昼をはさんで透明度10m、水温19℃の前浜に2回潜った。
狙いは2本とも小さなハゼ。
黄色くて目が緑色の可愛いミジンベニハゼ。
![空き缶とミジンベニハゼ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/cc2dc5b8a57d3ce774660f105ff4f882.jpg)
ミジンベニハゼの大きさは2.5cm。
深度が26mと深く、潜水病とタンクの残圧の関係から長くはいられない。
海岸から泳いで目的のミジンベニハゼの棲家まで10分ほどかかる。
缶コーヒーの空き缶に棲む。
他にビンなどにも棲みつく。
2匹のカップルで仲良さそう。
あまり近づきすぎると缶の中へ隠れてしまう。
近づくには時間をかけてゆっくり、警戒心をほどきながら近づかなければならない。
1ダイブ目は警戒されて直ぐ缶の中へ隠れてしまった。
2ダイブ目はゆっくり時間をかけ慎重に近づいたのでバッチリ見れた。
ダイビング後に器材を洗い、今日宿泊の雲見へ移動。
雲見期待の晩餐
楽しみの酒菜
温泉で汗を流し、期待している晩餐を待つ。
運ばれてきた料理がこれ。
![20180503雲見晩餐の大ヒラメ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/b898d4fbddb74b9bedcce6b2c1969aa8.jpg)
なんとも美味そうじゃないか。
遠路遥々雲見まで来た甲斐がある。
一つひとつ見てみよう。
海鼠(なまこ)
![なまこと大根おろし](https://trevally.jp/wp-content/uploads/71ed65709b5fb338127e4fa3023afee3.jpg)
タコかと思ったらナマコ。
ナマコのシーズンは冬、そろそろナマコの漁もなくなる頃。
大根おろしと七味唐辛子、三杯酢でいただく。
ナマコの歯ごたえがなんとも言えなく美味。
鮮度もバッチリ。
水雲(もづく)
![もずく酢](https://trevally.jp/wp-content/uploads/36c97b1dc393791cb3f5138598bb23ec.jpg)
以前は苦手だった酢の物、2品目。
若い頃は酢が苦手だった。
けれど最近は酢に長い時間浸かりすぎていなければ美味しく食べられるようになった。
もずくとしてはやや太めなので沖縄産の太もずくか?
疣鯛(いぼだい)の塩焼き
![イボダイの塩焼き](https://trevally.jp/wp-content/uploads/37c4c367f212ca3fd314702735e5743f.jpg)
皿からはみ出そうな大き目のイボダイ。
別名エボダイまたはシズと呼ぶ地域もある。
脂が乗って美味しい魚、特にイボダイの干物は高級品で有名。
イボダイは干物しか食べたことがなく、塩焼きを食べるのは今回が初めて。
海が近い地元ならではの塩焼き。
味は脂がのり、身離れも良く、食べ易くて美味い。
料理の中で最初に手をつけたのがこのイボダイの塩焼き。
野菜煮付
![野菜の煮つけ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/ad7b12d3866ee896a4261f12e5b9e402.jpg)
綺麗な色。
火は通しつつも野菜の色を大事にしてある。
サヤエンドウの緑が引き立つ。
下のタケノコが柔らかくて程よい甘さ、カツオ節の味が効いている。
栄螺(さざえ)
![サザエのつぼ焼き](https://trevally.jp/wp-content/uploads/41a25107dfa15b802d1d7c218fcdda29.jpg)
サザエと言えば定番のつぼ焼き。
サザエとしては大きめ。
タレは薄味で良い感じ。
焼いたものを一度殻から出してくれているので楊枝で簡単に身が出せる。
固すぎず美味。
海老マヨ焼
![エビのマヨネース焼き](https://trevally.jp/wp-content/uploads/a01f5516c3c8f88eb4dd22129637325c.jpg)
マヨネーズ焼きなのにマヨネーズの味はあまりしない。
焼くとマヨネーズの酸味が飛ぶのか?
背開きにしてくれているので身は簡単に外せる。
味わいながら口の中へ。
カニ(えちぜんがに)
![エチゼンガニ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/1ea48c9f681abe1dfeb18b1133381e7e.jpg)
これは地元で捕れたカニでは無く、日本海で捕れたエチゼンカニ。
マツバガニとも言われる。
カニは慣れていないと剥くのが大変。
甘酢をつけて口の中へ。
カニの甘さが広がる。
オオビラメ
![大ビラメのお造りと甘海老、カツオのたたき](https://trevally.jp/wp-content/uploads/0f6483557ba1a1b79e4426e89e35e1bd.jpg)
それにしても舟盛になったヒラメは大きい、舟からはみ出している。
4kg以上はありそう、こんなに大きなヒラメを釣ったことがない。
間違いなく天然もの、地元産。
真白な切り身が厚い。
鮮度抜群、味最高!
甘海老、マアジも美味しい。
カツオのたたきも臭みがまったく無い。
幸せな気持ちで眠れる。
明日は風よ止まれ~