今日はお茶の日
八十八夜
今日は5月2日の八十八夜。
立春から数えて88日目。
あれから2ヶ月と28日が過ぎた。
早いものだ。
一番茶
お茶畑では新芽を大事に手で摘み、一番茶が作られる。
お茶の味も格別。
栄誉価も高く、縁起物でもあり、最高級品のお茶だ。
この日摘まれたお茶を飲むと昔から無病息災、健康でいられるという。
「茶つみ」
夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは
茶摘じゃないか
茜襷(あかねだすき)に菅(すげ)の笠
日和つづきの今日此の頃を、
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ 摘め摘め
摘まねばならぬ
摘まにや日本の茶にならぬ
誰も聞いたことがある童唄、意味はそのまま理解ができる。
明治45年(西暦1912年)発表の文部省唱歌、作詞作曲者は未詳。
一番茶は八十八夜前後
お茶が手で摘まれるのは最初の頃だけで、その後はハサミを使ったり、機械で刈り込んで摘まれるようになる。
最初の八十八夜のお茶だけ丁寧に摘まれ、手もみで茶が作られる。
値段が高いのも頷ける。
実際には日本列島各地で温暖の差があるため、お茶の初摘みが5月2日に必ず行われているわけではなく、その年のお茶の木の育ち具合に応じ各地で4月末から5月上旬に行われている。
茶の産地でのイベント
茶摘み体験
多くの茶の産地では色々なイベントが行われた。
狭山茶で有名な埼玉県入間市や狭山市、お茶の産地の静岡県、宇治茶で有名な京都府宇治市など多くの茶の名所で茶摘み体験が行われた。
一般の何も知らない人でも参加ができる。
またお茶畑に若い花も咲いていた。
日本手ぬぐいを被り、藍色の茶摘み衣装に身をまとい、水色の手甲脚絆をつけ、茜だすきを装う、昔ながらの衣装の茶娘も多く参加して茶摘みの場を盛り上げた。
童唄そのままの茶摘み風景は参加した多くの人の心を和ませる。
茶摘み意外にも
茶摘みの体験意外にも摘みたてのお茶の葉の手もみ実演、新茶の試飲会、お茶の葉の天ぷら試食会、新茶の無料配布、お茶の苗木の配布、新茶の販売、茶娘撮影会など地域によって様々なイベントが行われた。
今年は終わってしまったが来年5月2日に茶娘と一緒に一番茶の手摘みに参加してはいかがだろう。