犬の水飲み
水飲み
冬は乾燥して口が渇く。
朝起きたときは口の中がカラカラに乾いていて気持ちが悪い。
起きがけの水は美味い。
犬も同じように水を飲む、やはり口が渇くのか、それにしても水桶からかなりの水を飲みながらこぼしている。
犬は舌を裏巻き
先日、犬は水を舌で飲むけれど前巻ではなく裏巻きで飲むと言うことを知人に聞いた。
本当だろうか?
半信半疑?
今、水を飲むところを見ているが舌を前巻きで飲んでいるのか裏巻きで飲んでいるのか早過ぎてサッパリ解らない。
もう少しゆっくり飲んで見せてくれと言っても伝わるわけがない。
水飲みイメージ
私が今まで思い絵描ていた犬が水を飲む時のイメージはこうだ。

舌をS字に前側に巻き上げオタマのように水を掬って飲んでいる。
今もそう思っている。
現実に見てもそのように見える。
けれど正解は違うらしい。
真実は舌を裏巻き
実際の舌の動き
舌の裏で水を巻き上げている。
人間には舌を裏側に丸めることはできない。
ゆえに信じられない。
図で表すとこうである。

今ままでのイメージとまったく逆、裏側に舌を巻いて水を汲んでいる。

そして巻き上げ、口の下顎へと水を入れる。
その瞬間、水が落ちる前に口を閉じる。
素早く口を閉じることで舌で巻き上げられた水が口に入る。
アメリカのハーバード
犬が水を飲む時の舌の使い方を調べたのはなんとアメリカのハーバード大学の研究員達だった。
彼らが飼っている犬が水を飲む時のビデオを撮って、スローで再生したところ、この事実がわかった。
そのメンバーたちは、科学誌「Biology Letters」で発表している。
今まで解らなかったけどこれで納得。
猫も同じ裏舌使い
ちなみに猫も同じように裏舌を巻き上げて水を飲む。
犬のように水をこぼさないのは舌が小さくて短いためと少量の水を飲むためだ。
犬の方が舌が長く大きく、口に入りきらない水をこぼす。
なのでこぼれない方法はバケツのような大きめの容器に水を1/3ほどだけ入れれば良い。
猫の場合、前足に水をつけて舐めるように飲む猫もいるので面白い。