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午後のダイビングは深度20m
初めて見るツバメ
昼食を食べていると天井に巣を作っているツバメが普段見るツバメと違うのに気がついた。
大きさが一回り大きく白い部分にオレンジ色が目立ちます。
巣も土で作ったような雰囲気です。
トックリを半分にして横に倒したような形で天井の端に巣を作っています。
オレンジ色のコシアカツバメ
普段見るツバメとは明らかに違うこのツバメ、調べてみると名前はコシアカツバメ、今まで見たことの無いツバメですが結構あちらこちらで見られるようです。
飛んでいるときも休んでいるときもいつも2匹ペアで離れずにいるとても仲の良いコシアカツバメでした。
2ダイブ目
2ダイブ目は20mのゴロタ石と砂地の境を重点的に潜ります。
岩の下を覗くとホシノハゼがペアで巣作りの様子。

ホシノハゼも結婚のシーズン
顔も体も婚姻色、顔に水色の線が綺麗にでてます。
産卵のために体全体が興奮したオレンジ色が綺麗、背ビレもオレンジ色、水色、黒色に変わってます。

一生で今が一番綺麗な瞬間なのでしょう。
ふだんは地味な保護色
通常の色彩は下の写真のように地味で目立たない、砂と同じような色柄をしています。

一生に一度のホシノハゼの婚姻色を見るならこの時期です。
ワレカラ食わぬ上人無し
エビ、カニの仲間、ワレカラ
ワレカラという生物をご存知ですか。
初夏のこの時期に海藻やブイのロープなどに沢山付着するエビ、カニの仲間です。
通常の大きさは2~3cm、オオワレカラだと大きさ6cmほどです。
ナナフシに似てる
体は昆虫のナナフシに似て細長く、太い部分はありません。
海藻などに6本の爪で捕まり、体を固定させています。
動かないときはワレカラがいても海藻に見えて気がつきません。
エサを捕る時は体を大きく前後に振る運動を続け、カマキリのような鎌で食物をとらえます。
エサは食べられるものだったら何でも良いみたいです。
和歌にもでてくるワレカラ
現代はワレカラを知っている人は少ないですが昔は良く知られていて和歌などにも詠まれています。
海藻を焼いて塩を作っていた時代に塩と一緒にワレカラも入っていたようです。
なので「ワレカラ食わぬ上人無し」という詩は動物を食べてはいけないお坊さんでもワレカラは食べてますという意味です。
そのワレカラが深度18mから8mまで水底にギッシリいるのにビックリ!
ライトで明るくすると動き出す
最初はわかりませんでしたがLigtMotionライトを最大にして照らしたら水底全体が動き始めたので気がつきました。
水底を覆うようにワレカラがいます。
凄い数です。
毎年、初夏のこの時期に沢山のワレカラが現れます。
ちょっと変わった生き物ですけれど毒があるとか刺すとか人間に害があるようなことはありません。
シャクトリムシのように水底を這うワレカラ
こちらはシャクトリムシのように水底を這うオオワレカラです。
大きさは5cmほどです。
ワレカラとしては大柄です。
動かなければ海藻に見えてワレカラとはわかりません。
得意ではないですが泳ぐ時はボーフラのように全身をつかって泳ぎます。
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