オヤビッチャだらけ

オヤビッチャの柄と色

深度6m前後。

沢山の魚がめちゃ群れてる。

なにが群れている?

スズメダイの仲間、名前はオヤビッチャ(sergeant-major fish )。

オヤビッチャ
オヤビッチャ

黄色が目立ち、黒の5本線が入っている名前も個性的な可愛い魚。

オヤビッチャの意味

漢字では親美姫(おやびっちゃ)と書く。

東北では、親は「おや」、赤ん坊は「びっちゃ」、大きくなっても小さな赤ん坊と言う意味。

沖縄ではアヤビッチ(綾が走る)が語源と言う説がある、綾は色々な模様の絹織物。

正解はいくつもある。

土地の人が思ってる説が正しい。

オヤビッチャ02
オヤビッチャ02

オヤビッチャの偽物

オヤビッチャにとてもよく似た魚にロクセンスズメダイがいる。

オヤビッチャだと思って見ているとわずかに違う。

その違いは尾びれの中に黒いV字線があるかどうか、黒いV字線があればロクセンスズメダイ。

尾びれ内に黒線が無ければオヤビッチャ。

そしてオヤビッチャのほとんどは背中が黄色。

オヤビッチャの産卵と子育て

岩肌の集団産卵

オヤビッチャの群れの半分が岩肌にピッタリついてヒレで仰いでる。

もう1匹が戻ると今までヒレで仰いでいたオヤビッチャが中層へエサを食べに泳ぎ上がる。

戻ってきたオヤビッチャは同じように岩肌をヒレで仰ぎ始める。

この岩はオヤビッチャの集団産卵と子育ての場所。

それぞれ2匹の夫婦が岩肌に生みつけた卵の世話をする。

人間が側によると怖がってオヤビッチャの夫婦は岩肌から離れてしまう。

するとベラやチョウチョウウオが何匹もやってきてオヤビッチャが仰いでいた岩肌を突っつく。

突っつく魚が山のように増えていき、凄いことになっている。

オヤビッチャの卵

魚たちが突っついているのはオヤビッチャの卵。

岩の表面にはオヤビッチャの卵が大量に産みつけられている。

オヤビッチャの卵

オヤビッチャはヒレでこの卵に新鮮な水を送り、夫婦交代で卵を守っていた。

オヤビッチャ02
オヤビッチャ02

卵一つひとつに目がちゃんと2個ある。

あと数日で孵化するのかも?

今が大事な時。

このままでは全部の卵が食べつくされてしまう。

オヤビッチャ03
オヤビッチャ03

急いで岩肌から離れる。

人間がいなくなるとオヤビッチャが慌てて戻ってくる。

外敵の魚を追いはらう。

外敵が多くてもお構いなく体当たり。

散々蹴散らして外敵がいなくなると卵の世話を始める。

さっきと同じようにヒレで水を送る。

せっせと岩肌一面動き回りながらヒレを動かす。

一瞬の間に何個のタマゴが食べられたのか?

ゴメン!