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ボロカサゴを見つけるのは難しい、解かっていても見過ごしてしまう

小田原の江之浦海岸にボロカサゴ出現

江之浦初のボロカサゴ

江之浦2024年1月、正月明け。

神奈川県小田原市江之浦海岸にボロカサゴが現れたとの情報が入った。

情報元は江之浦ダイビングサービスの野瀬直哉君。

フェイスブックには動画のボロカサゴも載せている。

40年江之浦で潜っているがボロカサゴが江之浦に現れたのは初めて。

是非、見たい。

ダイビング予定は3日後

江之浦江之浦へ行く予定は今度の日曜日、1月14日。

それまで留まってくれると良いのだが?

海が荒れれば何処かへ行ってしまう。

後は魚の気分次第。

運に任せるしかない。

前回見たのは3年前の大瀬崎

前回、ボロカサゴを見たのは伊豆の大瀬崎。

2021年5月のこと。

ちょうどコロナ禍、真最中の頃。

ボロカサゴ情報

主なボロカサゴの生息情報

分類はカサゴ目・フサカサゴ科・ボロカサゴ属。

英名は Weedy scorpionfish ※雑草のような毒のあるカサゴ。

大きさは20cmほどになる。

深度10~300m、伊豆半島から南側の温帯、亜熱帯、熱帯の海に生息。

生息環境は岩礁域。

皮膚が変化した皮弁で海藻に擬態

体全体の皮膚が変化し皮弁を作る。

薄い膜のような皮弁に体が覆われると海藻の固まりに見える。

ライトを当てると初めて魚と確認できる。

集光型のライトは魚が嫌がるので、拡散型のライトが必要。

ボロカサゴの捕食活動

夜行性で昼間は動かず、擬態を利用した待ち伏せ型捕食者。

気にいった場所では何日も動かないことがある。

口を大きく開け、エサを水と一緒に吸い込んで食べる。

目の前に来た小魚や無脊椎動物を捕食する。

写真撮影には最適なボロカサゴ

移動するのは主に夜。

昼間は動かないので写真撮影には最適。

あまりにも擬態が上手なので目の前にいてもボロカサゴと気付かず通り過ぎてしまう。

ボロカサゴを見つけられる目が必要。

実際のボロカサゴ画像、見つけられる自身はありますか?

ライト無しで見たボロカサゴはとても見づらい

実際にライト無しで見たボロカサゴはこんな感じ。

ボロカサゴ

動かないのでまるで黒い海藻の固まり。

とても魚には見えない。

このボロカサゴは深度13mの岩の上にいた。

陽が射した時は水中もやや明るいがカラフルな色は吸収されて解らない。

ボロカサゴ

近くで見てもボロカサゴだと気がつかない。

これを見抜ける目を持つ特殊な人だけが見られる。

ライトを当てたボロカサゴは全然違う

同じボロカサゴにライトを当てると雰囲気がガラリと変わる。

ボロカサゴ

黒っぽかった色が綺麗なピンクに変る。

大きさは20cm、立派な成魚。

ヒレは薄く水玉サラサ模様で覆われる。

ボロカサゴ

皮膚もヒレも顔も皮弁だらけ。

ボロカサゴの正面顔は誰かに似てる

正面から見ると偉そうに見える。

ボロカサゴ

口は大きく、左右に伸びた口髭のような皮弁が偉そう。

ドンガバチョのような髭。

アゴ髭のような皮弁も伸びている。

動画で見るボロカサゴはさらに解りやすい

ボロカサゴの雰囲気を知るには動画が解りやすい。

写真と同じボロカサゴ。

ライトが影になる部分は黒く、やはり何を見てるのか解らない。

14日は的確に見つけてみよう。