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テングサを食べるアオウミガメ
雲見にアオウミガメ
雲見の夏
ダイビングの後半、洞窟を抜けて牛着岩の内側に入った。
ここは静岡県伊豆半島の西南、雲見のボートダイビング。
牛着岩の外側、深度24mに潜り、内側のパーマネントブイで浮上する予定。
水温24~26℃、透明度10~15m。
ダイビングも最後の時間を迎え予定の場所へと移動。
すると岩の上に何やら大きな影が?
カメだ!アオウミガメだ!
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/8030949def95dea82b6da77a9b6faf05.jpg)
カメだ!それもアオウミガメ。
深度12m。
なんでこんなダイバーが沢山潜っている雲見にいるのか?
海だからいてもおかしくはない。
けれどここは人間が多すぎ、警戒して普通のカメは近寄らない。
何をしているのか?
近づいてもあまり逃げない。
青年アオウミガメ
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/1d0d1686204dcc2f218afe97ec8c8bb3.jpg)
甲羅の大きさは70cmほど。
大人になる前の青年という感じ。
私たちの他にダイバーはいない。
静かにゆっくり近づけば、ツーショットも許してくれる。
アオウミガメに近寄りたい
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/2b32833f559e9ebad4b0f533242a235c.jpg)
人間に慣れているのか?
害を無さないことを動物的に感じ取っているよう。
この岩が気にいっているようで離れない。
テングサを食べるアオウミガメ
アオウミガメはテングサが好き
岩の表面に着いているテングサを食べている。
大人のアオウミガメは海藻が主食。
ゆえに海藻が良く生える深度20mより浅い場所にアオウミガメは多く生息。
関東近辺では透明度の関係で深度20mより深い場所では海藻が育たない。
深度20mより深い場所では太陽の光が弱く光合成が出来ないことが理由。
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/5e61e4b3d82a9f73cc1749a41b436f50.jpg)
最初はビックリして逃げようとしたが直ぐに泳ぐのを止めた。
ダイバーへの警戒心より、この岩のテングサへの食欲が勝った。
うまそうなテングサを見つけるとムシャムシャと食べ始める。
息をする暇などない。
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/1582486fd8d4780ea1feeaeb023b0455.jpg)
テングサが少なくなると場所を移動する。
離れては戻る。
同じ岩に戻ってくる。
他の魚もこれを真似して海藻を食べる。
食事中のアオウミガメとツーショット
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/6a7a694f15148ae1f957a1d5eb125589.jpg)
こんなに近くでツーショット!
おもわずハイチーズ!
良い記念写真が撮れました。
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/21a5b4ddd791949136582371e59dbe40.jpg)
こちらは御夫婦でアオウミガメの食事中に同席。
二人のことは気にもせず、テングサをむさぼり喰う。
アオウミガメの名前は内臓脂肪の色から
![アオウミガメ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2019/09/71a1d0ac5d90180665e9f5d0e4110ccc.jpg)
テングサはこのアオウミガメの好物らしい。
アオウミガメは海藻を主食とするために内臓脂肪が緑色になる。
そのために青いウミガメという名前が着けられた。
外見が黒っぽいアオウミガメ、内蔵脂肪の色が名前の基。