見事なネンブツダイの群れ

何匹いるのか?

ネンブツダイの群れは大きさを持て余すように左右に2つに分かれ、しばらくするとまた合流して1つの群れになる。

まるで群れ自体が一つの生物のように動く。

何匹のネンブツダイが集まっているのだろう。

魚体はやや小さい。

親になる前の若魚、これだけの大群は今までどこに隠れていたのか?

ヒラメに狙われ、アオリイカに狙われ、他にカサゴやオオモンハタなど外敵は沢山いる。

群れでいるのが防衛

大勢でここに集まっているのが一番安全。

大群でいることが敵からの目くらまし、襲われても皆が教えあい、逃げるのに都合がよい。

青い水面をバックに数えきれないネンブツダイ、ライトの光が腹の銀輪をキラキラ照り返す。

帰るのを忘れて傍観する。

やがては誰かの餌食になってしまうのか。

イシダイの大介

クチグロイシダイ

すると後ろからあいつが現れた。

イシダイの大介だ。

大きさ60cmほどの大イシダイ、口バシは真黒く立派なクチグロイシダイ。

イシダイは大きくなると口が黒くなる。

イシダイの体色変化

体側の縞模様は海底が明るい場所ではハッキリ見え、海底が黒い場所では黒っぽく目立たなくなる。

瞬時に変わるその色は擬態なのだろう。

考えて色を変えてるわけではなさそう、目で見た明るさがそのまま脳に伝わり、体色を変化させているように見える。

興奮しても色の明暗は変わる。

ピッタリ寄り添う

久しぶりに会った大介は機嫌が良いのか傍にピッタリ寄り添う。

移動してもついてくる。

古い知り合いに会ったような気分にさせてくれる。

メシでも食って一緒に一杯飲もうと言いたくなる。

きっと大介もそのつもりだ。

残念ながら海底には飲み屋も食堂もない。

どこかにある竜宮城へはいつか連れて行って貰いたいと思っている。

そのときは割り勘にしてもらうつもりだ。

何せ大介は大食いで超グルメ、高いものしか食べない贅沢な魚。

B級グルメなどは見向きもしない。

割り勘負けしそう。

無害なイシダイ

ついては離れ、離れてはまたついてくる。

大介は噛みつかない、爪で引っかくこともない。

まったく害がない。

このまま陸上まで一緒に付き添ってくれそうな雰囲気だ。

深度5m、そろそろ大介と別れの時、手を振ると数回くるくると回転して沖へ泳ぎ去った。

別れの挨拶も解るらしい。

See You !!