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タイドプールの魚たち 後編
タイドプールの魚たちギンポでない仲間
ギンポ以外の生物も紹介。
クモハゼ
クモハゼと言われるハゼの仲間。
釣りで言うところのダボハゼの一種。
![クモハゼ](http://trevally.jp/wp-content/uploads/fbbfab8034f170434fc8dd4c75603da6.jpg)
色々なものをよく食べ、大きさ7cmぐらいに育つ。
意外と用心深く素早い。
玉網を入れても水底と網の隙間から逃げてしまう。
体側のうろこが青く光る個体もいる。
写真はないがタイドプールを代表する小型のハゼの仲間アゴハゼも多い。
この2種類はダイビングでは見たことはない。
貴婦人の美しさを持つキヌバリ
そして綺麗なハゼの仲間。
キヌバリ。
![キヌバリ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/ed59d2b110a5fc8f0b69dcc233910212.jpg)
頭から尾っぽまで横から見ると7本の黒い線がある。
真上から見ると8本の線が見える。
普通ハゼの仲間は水底で生活をし、水底でエサを捜す。
けれどキヌバリは水底からやや上の中層でホバーリング生活をし、エサを捜す。
キヌバリは深度10mぐらいまで生息。
ダイビングでも見ることができる。
ダイドプールの人気者 イソスジエビ
体長5cmほどのイソスジエビはダイドプールの人気者。
最初は何処にいるか見つからない。
静かにして見ていると透明の物体が水底を動いているのが見えてくる。
![イソスジエビ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/7e2431e651d0fbc37d24fdef754b9f92.jpg)
体はスケルトンで黒い縞模様が入り、海藻や岩の隙間、水底などでエサを捜して歩く。
動きは魚と違いスロー。
2つの玉網で挟むようにすれば玉網に入る。
お腹に卵を持っているメスのイソスジエビも多くいる。
観察後は早めにリリース。
イソスジエビはダイビングする深さには棲まず、タイドプール限定のエビ。
ダイビングで見られるエビはサラサエビ。
外見はイソスジエビに似ている。
深度6~14mの石の下にいる。
![サラサエビ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/9f8a89413a6d6136021766a606b831bb.jpg)
イソスジエビと同じく体はスケルトンですが縞模様は赤、角の先端は黄色で綺麗。
プリティーなあかちゃん カゴカキダイ
小さなか体なのにハッキリとカゴカキダイのあかちゃんだと断言できる縞模様。
![カゴカキダイのあかちゃん](https://trevally.jp/wp-content/uploads/fec83e96f25838fd27b32e18b531dcb5.jpg)
親にそっくり、黄色い色はまだ薄く1cmほどの大きさ。
一見チョウチョウウオの仲間のように見える。
けれどチョウチョウウオの仲間ではない。
メジナの遠い親戚にあたり、カゴカキダイに似た種類は他にいない。
![カゴカキダイの成魚](https://trevally.jp/wp-content/uploads/dd93e66fed18f9e289ce3bd18a62e87e.jpg)
水揚げが多くないので一般にはあまり知られていない。
カゴカキダイの成魚の身は白身で美味。
刺身、煮付け、焼き物、揚げ物でも美味しく頂ける。
写真はないが他にボラ、メジナ、キタマクラ、ウツボ、ドチザメのあかちゃんなども確認。