ドロップオフのダイビング

アケボノハゼを見た後は島沿いを左へ向かう。

地形は変わり、ドロップオフの壁(ウォール)になっている。

沢山の魚がウォールを上から下まで泳ぐ。

ちょっと違うタテジマキンチャクダイ

ここには面白い生物環境が存在する。

日本でも暖かい海に棲んでいまるタテジマキンチャクダイemperor angelfish)という大型のエンジェルフィッシュ。

色は青字に黄色の縞、顔には青い縁どりの黒マスク、綺麗な人気者の魚。

子供は渦巻き模様

更に子供は黒色に白と青のうずまきのような模様があるのでうずまきくんとも呼ばれている。

タテジマキンチャクダイemperor angelfishウズマキ君

親と子供の色と柄は全く違う。

知らなければ親子を見てもきっと同じ魚だとは気づかない。

太平洋とインド洋では違うタテキン

このタテジマキンチャクダイの成魚は日本など太平洋に生息するものとインド洋に生息するものに違いがある。

タテジマキンチャクダイemperor angelfish太平洋type

太平洋に生息するものは背びれの後端が紐のように長く伸びる。

ところがインド洋に生息するタテジマキンチャクダイの背びれは後端が角張り紐がない。

背びれの後端が丸くカットされたような形。

タテジマキンチャクダイemperor angelfishインド洋type

棲む場所が大きく変われば形も変わる。

人間と同じ。

この太平洋のバリ島では太平洋タイプとインド洋タイプの両方が生息している。

バリ島は太平洋でもインド洋に近いからなのか。

同じ海域でタテジマキンチャクダイの両方のタイプが見られるのは珍しい。

タテジマキンチャクダイの数も多く、太平洋タイプ、インド洋タイプ、ハイブリッドまで見れる。

その他にもサザナミヤッコ、ニシキヤッコ、アデヤッコ、ロクセンヤッコ、などの大型のエンジェルフイッシュを見ることが出来る。

上皇さまと上皇后美智子さまが名付けたハゼ

「ブログNo25」で紹介した上皇さまが命名したハゼをもう一種類発見。

ドロップオフのような壁でポッカリと空いた空洞、体が入れるぐらいの穴、砂地の水底があるところ。

ニチリンダケハゼ

その名前はニチリンダテハゼ(gold barred shrimp goby)

深度もそんなに深くなく12m~20mぐらいの深度に生息。

意外と簡単に見つけることが出来る。

大抵が暗い場所なのでライトが必要。

色は白地に薄いオレンジ色のボーダー柄。

背びれを立てると真ん中に大きな丸い点が一つ目立つ。

ニチリンダテハゼgold barred shrimp goby

この丸い点が日輪のようだということでニチリンダテハゼと上皇后美智子さまが提案。

上皇さまもピッタリな名前と命名。

アケボノハゼと同じでテッポウエビと共生している。