アオリイカの産卵

イカ好き

イカは好きの人は一見。

刺身で食べると甘くて美味い。

獲りたて新鮮なイカはコリコリ、熟成が進むと柔らかく甘さが増える。

コリコリ感を美味いと誇る人、柔らかくネットリした甘さを美味いと思う人、獲れる場所と鮮度によって人それぞれ違う。

ダイビングでよく見られるイカはアオリイカ。

アオリイカ

1mにもなるアオリイカ

一年で大人になりオスは1m近くになるものもいる。

そのため別名バショウイカとも呼ばれる。

「西遊記」孫悟空に出てくる芭蕉扇のバショウが語源。

バショウはバナナに似た植物、葉がとても大きいのが特徴。

バショウの葉っぱのように大きくなるイカがバショウイカ、つまりアオリイカ。

最近はTVの釣り番組でも餌木というルアーを使ってアオリイカを釣るシーンが増えている。

You Tube でも沢山の動画が見られる。

アオリイカの生息

アオリイカは背が立つような浅い海から深度40mぐらいの沿岸近くに広く分布している。

餌は主に小魚でエビも好き。

釣りで使うルアーの色模様も様々なものがある。

餌を獲る時は10本ある足のうち、触腕手という2本だけ長く伸びる足で獲物を捕らえる。

イカとタコの吸盤は違う

アオリイカの狩りは面白い。

獲物に近寄り、長い2本の触腕手を更に倍以上伸ばし、足の先にある吸盤のような鉤爪で捕まえる。

タコの足は吸盤、でもイカの足は吸盤状に見える部分には丸い鉤爪が付いている。

狩りのシーンを見ていると失敗することも多い。

苦労している姿もよく目にする。

運よく捕まえた時は「絶対逃がさないぞ!」とダイバーが近づいてもあまりに逃げない。

アオリイカ
アイゴを捕食中のアオリイカ

というより獲物が重く、早く泳げない。

アオリイカの産卵期

関東近辺の産卵期は5月~6月、場所によっては9月まで産卵が定期的に繰り返される場所もある。

産卵は主に海藻の茂っている藻場。

深度6~20mの藻場に卵を絡めるように産み付ける。

画像はアオリイカの産卵のために人工的に作った産卵床。

アオリイカは一夫一婦制。

中層で交尾をして受精した卵をメスが産みつける。

産卵している間、邪魔が入らぬようオスはメスに付き添う。

 

アオリイカの卵
アオリイカの卵

横恋慕しようと他のオスが入ってくると威嚇して追い払う。

産卵後、交尾をするため2匹で中層へ向かう。

この行為を繰り返す。

産卵後にアオリイカは1年の寿命を全うする。

卵は7月上旬、5mmほどのイカになりハッチアウトすると水面へ向かう。