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江之浦ダイビング ビーチエントリーのコツ

江之浦ビーチエントリー

コンクリートとゴロタ石

江之浦エントリー

神奈川県小田原の江之浦のダイビングエントリーポイント。

コンクリートを流し込み、緩やかなスロープになっている。

昔はゴロタ石だったが平らなのでエントリーしやすい。

コンクリートの道はエントリーエキジットしやすいように両側にロープが張られている。

ロープは陸上から水中の沖へ続く。

エントリー標準手順

江之浦エントリー

一般的なエントリー手順は変わらない。

保護スーツを着用し、器材とウエイトを装着したらエントリー口へ。

波打ち際の手前でエントリーロープを掴み、マスクとフィンを装着する。

万が一倒れてもロープを握っていれば頭を地面に打たずに済む。

BCDに半分空気を入れ、レギュレターをくわえ、バディーの準備が出来たら出陣。

横すり足でカニ歩き

両手でロープを持ち、横すり足でカニ歩き。

足は完全に閉じてはいけない。

肩幅の半分ぐらいまで。

開きすぎてもいけない。

大きな波が来ても耐えられる歩幅まで。

目安は肩幅の1.5倍。

ビーチエントリーの細かな手順

藻の上は滑らすように歩く

江之浦エントリー

コンクリートの色が黒や茶、または緑に見えたら。

それは海藻や藻。

足を乗せればツルツルとよく滑る。

このような場所は滑らないように歩くとコケやすい。

歩幅はあまり開かず滑らすように歩く。

視線は沖

視線は沖から寄せる波を見る。

波がなければドンドン進む。

ダイビングでケガをする可能性の高い場所がエントリーエキジット。

波の周期

江之浦エントリー

大きな波は3~4回連続してやってくる。

その後は小さい波が続く。

波が大きくエントリーに問題がある場合は場所を変更した方が無難。

天気予報や気圧配置、今後の風向きと強弱の変化を十分考慮する。

波が来たら耐える

静かな波でも時おり大きな波はやってくる。

いつも沖からの波に注意を向ける。

大きな波が打ち寄せたら動かず耐える。

耐えるコツ

江之浦エントリー

飛ばされぬように両手でロープをしっかり持つ。

足はやや開き腰を落として動かず、次に来る波の衝撃に備える。

波が体に打ち当たる瞬間、わずかに背中を波に向けタンクを波にぶつけるようにすると衝撃が緩和される。

波の後がチャンス

波が通り過ぎた瞬間はチャンス。

次の波が来る合間、このわずかなタイミング水面が平らになる。

横歩きで小刻みに進み、次の波が来たら再び止まって耐える。

これを3~4回繰り返せば小さな波に変わる。

引き波に合わせて泳ぎだす

江之浦エントリー

水深がヒザから腰の深さになったら泳ぎ始める。

ヒザを曲げしゃがむ、前へ伸びるように泳ぎ始める。

片手はマスクを押さえ、他方の手は前方に伸ばし障害物に備える。

この時も波を利用する。

大きな波が来るときは波にぶつかるように泳ぎだす。

または、波に耐えてやり過ごし、波が引き始めたら泳ぎだす。

こんな時は

潮が引いている時

潮の満ち引きで泳ぎだす場所は変わる。

潮が引いている時はゴロタ石の先まで歩かないと深くならない。

ロープも肩の高さから腰の高さに下がる。

今まで頼っていたロープがユラユラ動いて不安定になり歩きづらい。

こんな時ロープの持ち方を変える。

右手はロープを下向きに押さえ、左手はロープを上方向へ引っ張る。

ロープのたるみを軽減することができ、歩きやすくなる。

波打ち際はダッシュ

江之浦エントリー

波が崩れるサーフゾーン。

波打ち際が一番倒れやすい。

わずか10~15mの区間だけダッシュ泳ぎして通過する。

3mの深さになれば波があっても崩れない。

体が浮いて上下するだけ。

転んだら沖へ

数多くエントリーすれば転ぶこともある。

その時は起き上がろうとしない。

リスキーなサーフゾーンを素早く回避する。

50cmの深さがあれば体は浮く。

ひたすら沖へ向かって泳ぐ。

サーフゾーンで倒れてもたもたしてたら次々くる波に揉まれてカメのようになる。