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なぜ人はサバを読む?

ウソは美徳

女性のウソ

昔から人はよくウソをつく。

自分の都合の良いように数をごまかす。

例えば女性の年齢。

大くの場合、実年齢より若く申告。

今まで多くのウソを耳にした。

若いは美徳

実際よりも若く年齢をごまかすことは「美徳」と考えることすらある。

女優の年齢はおおかたウソがまかり通る。

今はウソが真だと思うようになった。

ほとんど実年齢を言う人は少ない。

1つでも2つでも若いと言うことは美に繋がると信じるゆえ。

なぜごまかすことをサバを読むという

ごまかす

年齢をごまかすことをサバを読むという。

実際にサバを読むことは美しくもなんともない。

ごまかすことが言葉の語源。

年齢をごまかすことがなぜサバを読むことになるのか?

サバは大量に捕れる

サバは大きな群れで泳いでいる魚。

釣りでサバが掛かり始めるとサバばかり釣れることもよくある。

サバが捕れる時は大量に水揚げされる。

サバは速く売る

サバは美味い魚だが傷むのが早い。

サバの生臭れという言葉もある。

水揚げしてから出来るだけ早く売り尽くさないといけない。

売れ残って時間が経てば傷んだサバは売れない。

捨てることになる。

サバを多めに渡す

大量に水揚げしたサバを1匹2匹と数えてはいられない。

カゴに入れて1杯2杯と売りさばく。

数で言えば当然いいかげん。

大抵の場合はカゴには要望の数より多めに入っている。

多めに入っていれば客は文句をいわない。

多く渡すことをサバを読む

水揚げしたサバを売りさばくときの常識。

いいかげんな数。

要望の数より多く渡す。

このことを例えて実際の数より多いことをサバを読むといった。

多くても少なくてもサバを読む

今ではさらに意味が広い。

実際の数ではないごまかした数をいう。

本当の数より若干多いことはもちろん、少ないこともサバを読むという。

サバを読むの例え

  • 実際の年齢より若くサバを読む。

「5歳も若くサバ読んでるんじゃねえよ」

  • 背はいつもサバ読んでる。

「本当は身長148cm、でもいつもサバ読んで151cmにしてる」

  • 体重はサバを読む。

「体重50kgなのにサバを読んで45kgって書いちゃった」

  • 申告した数よりも多くサバを読む。

「サバを読んで飴玉を1個多く袋に入れといた」

現代は数をごまかすことをサバを読むという。