ウミガメの棲家

ウミガメマンション

なぜウミガメはここに集まるのか?

という言葉は間違っているかも。

もともとこの場所にウミガメは棲んでいる。

ここは彼らの家ともマンションとも言える場所。

何匹ものウミガメがここにいる。

穴や窪みで休む

ほとんどのウミガメは岩の隙間や穴、窪みで休む。

息が苦しくなると水面へ息継ぎに向かう。

呼吸を3回すると潜り、再びまた戻ってくる。

今まで寝ていた自分の岩場に戻る。

ここにいるウミガメの多くはアオウミガメ。

タイマイ(ベッコウガメ)も少数だが棲んでいる。

ここの岩場はウミガメにとってよほど棲み心地がよいらしい。

棲み心地が良い岩

この岩の浅い所は深度10mほど、水面までの距離も近い。

流れもそこそこにある。

岩の穴や窪みは体を安定させるのに都合がいい。

また体を岩に擦りつけ小刻みに動かし、付着物をとり甲羅の掃除をする。

こうしないと付着した海藻やフジツボが繁殖する。

見た目が汚いだけでなく、抵抗が大きくなり泳ぐスピードがでない。

そして大型肉食魚のサメなどから身を隠すのに体に合った岩の穴や窪みは重宝する。

アオウミガメ

アオウミガメのエサは海藻

海藻は深い深度には生えない

エサの海藻が豊富に生える場所がきっと近くにあるのだろう。

海藻は光合成をして育つため、深い場所には生えない。

ほとんどの海で海藻は深度20mより浅い場所に育つ。

透明度の良し悪し、太陽光の強さによっても違いはある。

アオウミガメの好きな海藻は深度15mから浅い深度に繁茂する。

ウミガメのエサは?

ウミガメのエサは基本雑食性。

成体のアオウミガメの主食は海藻。

タイマイはカイメンを主食とし、アカウミガメはエビやカニ類。

アオウミガメのエサ

アオウミガメが食する海藻は主に褐藻のホンダワラ類、顕花植物のアマモ類、紅藻のテングサ類など柔らかい海藻を食べる。

褐藻のホンダワラ類は深度6mから浅い場所の岩肌に生える。

顕花植物のアマモ類は深度6mから浅い砂地に生える。

紅藻のテングサ類は深度15mより浅い場所の岩肌に生える。

深度2~6mにアオウミガメの好む海藻が多い。

エサである海藻の関係から食事をする時にアオウミガメは浅い場所にいる。

生活の多くをアオウミガメは浅い深度で過ごす。

アオウミガメアオウミガメの食事タイム

アオウミガメの食事時間の多くは満潮の時。

干潮になれば潮が引いて深度が浅すぎて泳ぐことが出来なくなる。

潮が満ちている間に浅場に生えている海藻を捜して食べる。

潮が引いて浅場に居られなくなると腹がいっぱいになったアオウミガメは寝床の岩に戻って休む。