水中の砂漠にあるオアシス

白い砂地の天国

ケラマに来たらここには潜りたい。

そう思う場所がある。

ケラマ青と白の明るい海のイメージが残る場所。

白い砂地の天国。

White heaven

深度8~16mとダイビングポイントとしては浅い。

水底は細かい砂地が敷きつめられ、水中全体が明るい。

明るいためか透明度も良い。

White heaven と呼びたい。

砂漠にあるオアシス

白い砂地の所々に岩が存在する。

岩があればエサ場になる。

岩があれば産卵場になる。

岩があれば隠れ家になる。

岩があれば保育所になる。

岩があれば魚が集まる。

白い砂地が砂漠なら岩はオアシス。

オアシスに集まる魚

砂地には小魚の隠れ場所がない。

弱い小魚が泳いでいれば大型魚に見つかり、捕食されてしまう。

小魚にとって身を隠す場所は絶対に必要。

大型魚の入れない隙間や穴のある岩なら最高。

ケラマ

サンゴも育つオアシス

岩にはサンゴも育つ。

安定した岩ならサンゴの子供も付着する。

太陽の光で光合成をして栄養分を作りながら流れてくるプランクトンを捕食して成長する。

サンゴが成長すれば魚のエサにもなる。

また硬い石サンゴは小魚の隠れ家になる。

サンゴは小魚だけでなうエビやカニの生活場所でもありエサ場でもある。

他にも色々な生物がオアシスに棲んでいる。

小魚にとってオアシスは天国への道

白い砂漠に潜降

真っ白い水底に潜降すると砂の絨毯がひいてある。

フィンで蹴れば舞い上がり、優しく白砂は落ちていく。

太陽の陽射しが水底を照り返す。

水中だということを忘れさせるほど明るい。

明るい水中はブルーがとても映える。

遠くまで透き通る蒼。

白い砂地には生物の姿がない。

畳10丈のオアシス

北へ向かって泳いで行くと畳10丈ほどの岩が見えてくる。

生物のいない砂漠と違い岩には沢山の魚が付いている。

数の多さで圧倒されるのは大量のキンメモドキとスカシテンジクダイの群れ。

ケラマ

ライトを当てるとウロコが反射して煌めく。

魚が半転する度、ピンクに光る。

キンメモドキとスカシテンジクダイ

キンメモドキはキンメダイと同じ形をしている。

大きさが4cmほどのしかない淡いベージュ色の小魚。

スカシテンジクダイも同じく4cmほどの大きさしかない。

筋肉が透明で中骨が透けて見える。

小魚はぐっちゃり固まって岩にぺったりくっついて泳いでいる。

岩から離れる勇気のある魚は1匹もいない。

オアシスも安心できない

少しでも目立ったら大型魚に捕食される。

目立たないように出来れば群れの中に入って隠れたい。

この岩には捕食者のクロハタとユカタハタも共存している。

ケラマ群れから離れる小魚をいつも狙っている。

気をゆるめたものから喰われていく。

他にもカスミアジやイケガツオ、ナンヨウカイワリやスマも捕食にやってくる。

夏に近づくにつれ群れの数が減っていく。

色落ちしたミツボシクロスズメダイ

住人は他にもいる。

カチカチ音を立てて当たってくるのはミツボシクロスズメダイの成魚。

可愛かった子供時代を終え、色が抜けた黒色に変色している。

目印の白い三ツ星は目立たない。

岩に寄ると威嚇してくる。

ミツボシクロスズメダイは岩肌に卵を産みつける。

卵を襲う敵を退治する。

気が強くダイバーにも向かってくる。

子を守る親は強い。

色鮮やかなキンギョハナダイ4種類

キンギョハナダイも綺麗に泳ぐ。

色鮮やかな長いヒレを動かしながら流れてくるプランクトン食べる。

踊りを舞っているよう。

ピンク色のヒレで舞うケラマハナダイ。

白とオレンジのツートンカラーのフタイロハナゴイ。

カシワハナダイの強烈な赤も目をひく。

カシワハナダイこれらの魚は雌雄の色が違う。

さらに産卵時期は婚姻色に色が変わる。

1種類で3~4種類の色がある。

まだまだ伝えられない魚がいる。