トロでないネギトロ

ネギトロといえば

マグロのトロを刻んでネギをあえたもの。

と考える人が多い。

けれどネギトロを食べるとあっさりしていることの方が普通。

これは大トロや中トロではないから。

もちろん大トロや中トロでネギトロを作れば脂の乗ったネギトロになる。

ネギトロは誰が作った?

ネギトロとは昔は無かった寿しのメニュー。

もともとは寿司屋の厨房で食べていた賄い飯。

マグロを捌いた後の残りもの。

刺身にできない中骨に残った身をスプーンでこそげ取った部分、一般に中落ちと呼ばれる。

また皮に残った薄い身をスプーンでこそげ取った脂の乗った部分、一般にすき身と呼ばれる。

この中落ちやすき身と刻みネギを混ぜて食べていた。

ネギトロの名付け親

ある時、老舗の浅草金太郎鮨でこの巻物を常連の客に海苔巻に出して評判になった。

これがネギトロ巻きの最初。

その後に金太郎鮨店主の間根山貞雄氏によりネギトロと名付けられた。

間根山貞雄氏は現在、38店舗、年商40億を売り上げる株式会社金太郎鮨代表取締役社長。

ネギトロはマグロ

細かく刻んだマグロ

ネギトロはマグロの肉を細かく刻んだもの、またはペースト状にしたものをいう。

大トロや中トロ、赤身という区分けは無い。

どの部位でも細かく刻めばネギトロになる。

刻みネギがなくマグロだけでもネギトロと呼んでいる。

また、クロマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、ビンチョマグロなど種類の決め事も無い。

どの種類のマグロでも細かく刻んだものはネギトロになる。

さっぱりネギトロ

さっぱり味のネギトロを望むなら脂の乗りの少ないマグロを使う。

脂の乗ったトロよりも赤身を好む人にはさっぱりネギトロ。

脂乗りの少ないキハダマグロ、メバチマグロ、ビンチョマグロを使えばさっぱりネギトロができる。

それぞれにネギトロの味も違う。

脂乗りのりネギトロ

脂の乗ったネギトロを好むなら脂の乗ったマグロを使う。

脂の乗ったマグロはやはり海のクロダイヤことクロマグロ、別名本マグロ、青森大間のマグロでも有名。

クロマグロも脂の少ない赤身で作ったネギトロ、脂の乗った中トロで作ったネギトロ、脂の沢山乗った大トロで作ったネギトロではやはり味が違う。

マグロの種類も部位も好みでネギトロも変わる。

混ぜたネギトロ

現代ではコストを下げるため、安いマグロ肉に植物脂やラードを混ぜて人工的に脂の乗ったネギトロを作っているものもある。

商品ラベルを見ればネギトロの添加物情報が載っている。

マグロ意外に植物脂、ラード等が記載されていれば混入されている。

しかし、混入したネギトロばかり食べているとそれが美味しいと思ってしまうのも不思議。

体に悪いものでなければそれも一つの料理なのかも?

ネギトロとは

ネギトロは細かく刻んだマグロ。

ネギがなくてもネギトロと呼び、

トロでなくてもネギトロ呼ぶ。

もとは中骨に付いた身をこそげ取った中落ちや皮に付いた身をこそげ取ったすり身を使ってネギトロを出していた。