ダイバーのいない伊戸の海

館山は昨年の台風に続きコロナダメージ

千葉県館山と言えば2019年9月と10月に台風で大きな被害が被った。

そして今回新型コロナウイルス感染によってまた・・・

その館山の外房にある伊戸はボートダイビングでサメとエイの群れで話題を呼んでいるダイビングスポット。

この新型コロナウイルス感染予防のための緊急事態宣言で人の移動が制限され、海外からのお客さんは当然ストップ。

国内のダイバーも都道府県外への移動を制限され、ダイバーの足が止まった。

ダイバーの来なくなった伊戸の海

けれどドチザメやアカエイ、クエなどの魚達にとって新型コロナウイルスは関係ない。

まして緊急事態宣言など論外だ。

彼たちの興味はエサである魚が食べられるかどうかだ。

緊急事態宣言が発令されてダイバーが来なくなった1ヶ月半の間も魚達は集まってきていた。

緊急事態宣言後、伊戸の海はダイバーが来るのを待っている。

アグレッシブな魚達

ドチザメも、アカエイも、クエも、緊急事態宣言前よりもアグレッシブに近づいてくる。

水底近くを泳いでいるだけで向こうからやってくる。

エサを持っていればその興奮度はさらにアップする。

生きている魚には興味を示さない。

けれど死んだ魚は別。

死んだ魚はエサであり、ご馳走、ご当地グルメ。

匂いでエサの有無がわかる。

エイもサメも脇役、主役はウミウシ

大物よりもウミウシ捜し

そんなアグレッシブな伊戸の魚達を眼下に見ながら東山の岩場へ移動する。

最近を多くのウミウシが見れてるという。

ウミウシは軟体動物。

貝、タコ、イカの仲間。

ウミウシの陸上版はナメクジ。

多種多彩の色柄

ナメクジに比べれば水中のウミウシは非常に種類が豊富でカラフル、模様も様々。

東山の岩場の北側、影になる壁をライトで照らしながら移動する。

砂地から岩が立ち上がりオーバーハングになっている。

その暗がりに多くのウミウシが棲んでいた。

クロスジウミウシ

クロスジウミウシ

シロウミウシに似ているがクロスジウミウシ。

黒い細い線が何本も縦に走る。

オレンジ色の美しい触角と鰓。

ボブサンウミウシ

ボブサンウミウシ

昨年多くの場所に出現したボブサンウミウシ。

鮮やかな色が目立つ。

今年も話題になりそう。

シロタエウミウシ

シロタエウミウシ

真っ白な羽衣のようなシロタエウミウシ。

中央にはハート型の模様も?

この子は縁が黄色に染まっている。

キャラメルウミウシ

キャラメルウミウシ

 

シロタエウミウシのすぐ上におぶさるようにいたキャラメルウミウシ。

しらなければ同じ種類?なんて思ってしまう。

一部がキャラメル色。

サクラミノウミウシ

サクラミノウミウシ

ミノウミウシの仲間はヒドラ虫やクラゲなどを食べる。

その刺細胞をこの房々のミノにため込む。

外敵に襲われるとミノの刺細胞が攻撃する。

サラサウミウシ

サラサウミウシ

生地の更紗模様からサラサウミウシの名前がついた。

一匹見つけると他にも何匹か見つけられる。

コモンウミウシ

コモンウミウシ

色合いが好きなウミウシのひとつ。

白地に上品な青色が気持ちを落ち着かせる。

白地の中の山吹色も上品。

イガグリウミウシ

イガグリウミウシ

マンゴカラーの本体、白い金平糖のようなポチポチで覆われる。

金平糖の先には桃色の化粧。

甘い和菓子のよう。

テントウウミウシ

テントウウミウシ

小さな半円形の体に黄色いポッチ。

1匹だと思いきや2匹が交尾中。

ウミウシは雌雄同体、両方ともオスで両方ともメス。

似てるか?

これらのウミウシはほとんど同じ場所にいた。

ウミウシはまだ水温の低い今が一番見易いシーズン。

夏に産卵すると死滅していなくなってしまう。