魚は水中から人間が見えるのか

魚は音を感じる

川で魚釣りをしていると静かにしないと魚が釣れないと言われる。

また魚から見えるから派手な服装をしてはいけないとか、姿勢を低くしないといけないとか言われる。

音は振動として伝わる。

足音をバタバタさせては水底から振動が伝わる。

もしかすると小さな地震のように感じるかもしれない。

魚に警戒心を持たせないようにするためには足音すら静かにする必要がある。

見えるかどうかは水深による

魚は川底から陸上が見えるのだろうか。

見える状況もあれば見えない状況もある。

要因は水深によって変わる。

水面真近であれば陸上の景色も逆水面に写ってよく見える。

水深1mほどの深さでは真上の部分しか見えなくなり、陸上の景色は見えるが逆水面に写って岸より少し高い所が見える。

水深5mから見える水面の景色は真上部分だけで陸上の景色はあまり見えない。

さらに深度が増せば水面の景色は真上だけで見える面積も狭くなり、水面に浮いている物がシルエットで見える程度になる。

水深の浅い渓流では見える

渓流釣りなどでイワナやヤマメを釣る場合は水深も浅いので魚からも陸上の人間が見えやすい。

特に陸上で動くものに警戒する。

敵は人間だけではない。

鳥、イタチ、カワウソ、熊、タヌキ、犬、キツネ、猫などの動物が魚を狙う。

魚の視力は0.1~0.2度と言われているが3粒のイクラが上流から流れ落ちる瞬間に4m離れた対岸からエサに飛びつくこともある。

渓流などの透明度の良い魚は視力が良いように感じる。

濁った下流域では透明度30cm以下

また大きな川の下流域では透明度がすこぶる悪い。

透明度は30cm以下、先日の荒川では3cmしかなかった。

そのような透明度では視力が良くても何も役にたたない。

魚の視力が0.1~0.2度あれば十分に生きていくのに問題ない。

視力が弱い分、明るさや音を敏感に感じる。

エサを捜すため臭いに鋭敏になる。

水深100mから水面に飛び上がる

マグロやブリなどは水深20m~100m以上の深さで遊泳している。

透明度も20m以上ある水域が多い。

もし100mの深度から視力だけによって水面近くにいるエサを探すなら真上しか見えない。

イワシが水面近くに泳いでいるのを見つけるにはそのイワシの群れの真下にこなければイワシのシルエットを見つけることが出来なきい。

きっとエサと判断した瞬間、真下から高速で泳ぎ上がりイワシを襲う。

海面を大きくジャンプするマグロの姿を見るときがあるのはそういう時なのだろう。

また他の魚が群れを襲っている音、高速で水を切る音などがすればその音に反応して同じ方向に誘われて泳ぐ。

高速でエサにアタックするマグロやブリの視力が0.1~0.2度しかなければエサを見つけるのは難しい。

もっと良い視力を持っているように感じる。

まとめ

魚の視力

一般に0.1~0.2度と言われる。

透明度の良い渓流

深度が浅い水面近くでは陸上の景色も見える。

4m先からエサを見つける。

透明度の悪い下流域

透明度30cm以下の水域では視力0.1~0.2度で十分役にたつ。

海を高速で泳ぐマグロやブイ

高速でエサにアタックするのに視力0.1~0.2度では不十分。

20m先の小魚が見える視力を持っている。