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ケラマダイビング1本目は北浜キンメモドキの群れ
ダイビング初日の朝
カエルの合唱
夜中に降った雨のせいなのか、隣の裏庭からカエルの合唱が聞こえる。
最初は室外機の音かと思ったがスイッチを消しても止むことのない両性類の声は朝まで続いた。
多少寝不足ぎみの目を擦り、窓から空を見上げれば青い空が見える。
梅雨入りしてるとは言うものの今日は薄曇り。
港出発
ダイビングボートはam09:40にザマミ港を出発。
風は弱く暖かい。
ボートは10分ほどで阿嘉島の北側の海岸に到着。
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/2018/05/3cb14ba9029168e9f3146fc3d6970b36.jpg)
北浜と書いて「ニシバマ」と読む。
沖縄の方言。
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/2018/05/cf35a5f51a62b65224dcd1c4b558cdb2.jpg)
海はエメラルドグリーンに変わり、水温24℃、透明度20m。
ケラマのダイビング
ダイビングスタート
スクーバ器材を装着して海へ飛び込むと真っ白な砂の世界が広がった。
水の青さに目を奪われながら白い砂漠を緩い流れに逆らいながらゆっくりと東へ向かう。
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/2018/05/22e86d3c307a7a068d60730cb39be764.jpg)
所々にあるサンゴや岩には沢山の魚。
ハナビラクマノミ
最初に挨拶してくれたのはこのクマノミ。
背中と鰓に一本の白線が入る。
色はややピンクがかっているこのクマノミの名前はハナビラクマノミ。
![ハナビラクマノミ](https://trevally.jp/wp-content/uploads/2018/05/2845dd2e1c7b71493105039a0ffe4eb8.jpg)
クマノミの種類はこの白線の数と位置で名前が変わる。
主な種類は5種類だけなので覚えるのは簡単。
見分け方を以前の記事「知って得するクマノミの見分け方 27」で紹介。
意外と簡単。
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/2018/05/487af3d0ca9f79d9f7e2a115f68b449d.jpg)
写真を撮るにはチョコチョコ動くので良いポーズをとってくれるまで気長に待ちながら何回もシャッターを押す。
口を開ければ入るキンメモドキ
このポイントのメインは深度14mにある大きな岩。
今の時期、数え切れないほど多くのキンメモドキの子供が群れている。
そのキンメモドキを食べるためにイケガツオ、カスミアジ、ヘラヤガラ、ユカタハタなどの多くのフイッシュイーターがやってくる。
![](https://trevally.jp/wp-content/uploads/2018/05/e57e44a62076c3e806a2627e49da45e6.jpg)
夏にはほとんど食べ尽くされてしまう。
それにしても凄い数のキンメモドキ。
驚くといっせいに方向を変え、また戻ってくる。
口を開けて待っていれば入りそう。
いくら見てても飽きない。
ライトを当てれば銀鱗がキラキラと輝く。
興奮して噛みつくミツボシクロスズメダイ
そんな雰囲気を楽しんでいるとフィンの先端を突っつくものがいる。
大きなグレーのミツボシクロスズメダイ。
しきりに怒って攻撃をしかけてくる。
動画が時おり動いたり、傾いたりするのは全てミツボシクロスズメダイの仕業。
おおきく育ったミツボシクロスズメダイの親に可愛さは残っていない。
色も黒から霞んだ灰色に変わる。
白い三つ星もない。
怒っている理由は産卵期で何処か近くの岩に卵を産みつけているからだ。
卵を食べに来た外敵だと思って追い払おうと興奮している。
小さなか体でたいした度胸だ。