虫の醤油

シルク(絹)とカイコ(蚕)

シルクは絹、蛾の仲間であるカイコ(蚕)からつくる。

卵から孵ったカイコの幼虫に桑の葉を食べさせて大きく育てる。

白く大きく育ったイモムシは口から糸を吐いてサナギになるためのマユを作らせる。

幼虫が作ったマユをお湯に入れマユの糸を手繰ってほどいていく。

ほどいた糸を束ねて絹の糸を作る。

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この糸で編んだものが絹織物。

残ったサナギは一部魚のエサなどに利用される。

カイコのマユから醤油を作る

このカイコのマユから醤油を作ってる人がいる。

正確には現在研究中だが昨年の1月から試作している。

最初の味見では「シルク醤油」の甘さに驚いた。

大豆の代わりにカイコのマユを使い、麹と塩を入れて発酵させて作る。

オオゴマダラの金色のサナギ

虫は食べたくない

無理に食べたくない

虫は食べたくない。

刺身を食べるときにカイコの醤油が出てきたら?

寿司を食べるときにカイコの醤油が出てきたら?

想像すると・・・

カイコとサナギが頭に浮かんでしまう。

イナゴ醤油

この会社は2年前にイナゴを使った醤油も作っていた。

正確にはイナゴを使った醤油のような味わいの昆虫発酵調味料。

「イナゴソース」という商品名。

これもなかなか。

世間には色々な人がいる。

きっと食べてみたいと思う人もいるだろう。

間接的に虫を食べている

鳥と魚を食べれば虫食い?

もともと鳥はよく虫を食べる。

虫を食べた鳥を食べるということは、虫で作った鶏肉を食べていることになる。

川魚も虫を食べる。

イワナ、ヤマメ、ニジマス、ウグイ、オイカワ、ワカサギ、などの主食は主に虫。

なのでこれらの魚を食べるときはやはり、虫で作った魚肉を食べている。

エビとカニは昆虫の仲間

あの美味しいエビとカニは節足動物。

陸上にいる昆虫も実は節足動物。

つまりエビとカニも昆虫の仲間。

水中にいるか陸上にいるかの違い。

けれどやはり昆虫を喜んで口の中に入れる気分にはなれない。

シルク醤油の発案者

シルク醤油を発案したのは有限湯浅醤油の新古敏朗社長と昆虫エネルギー研究所の佐藤裕一代表ら。

有限会社湯浅醤油は和歌山県湯浅町にあり、昆虫エネルギー研究所は大阪府岬町と和歌山市に事務所を置く。

カイコのマユは1kgで10万円以上もする。

販売できるだけの量を醸造するには多額の材料費が必要。

虫は食べたくないが未来につなぐ食料の礎になるかもしれない。

クラウドファンディングで資金を期間限定(2017年12月22日まで)で募り、来年には商品化される予定。