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耳抜きが苦手な人の練習器
ダイビングで耳抜きが苦手な方の練習器としてオトベントというものがある。
滲出性中耳炎の治療のために作ったもの
ベルギーの耳鼻科の先生が滲出性中耳炎の子供のために作ったもの。
それがスキンダイビングやスクーバダイビングをする時の耳抜きの練習にピッタリあう。
専用の風船を膨らます
オトベントは簡単な道具、専用の風船を鼻で膨らますだけ。
片方の鼻で専用の風船をグレープフルーツの大きさに2秒かけて膨らませ、2秒間風船の大きさを維持する。
耳抜きし易い息の強さ
この専用の風船を膨らませる息の強さが耳抜きに最適。
そのように風船のゴムの強さを調整してある。
2秒間風船の大きさを維持することで耳管を開放する練習をする。

オトベントを使うのは最初だけ
オトベントで練習して耳抜きの仕方が解ったら、その後はオトベントは使用せずに耳抜きの練習をする。
耳抜きの息の吐き方、強さを覚えたらオトベントを使用しなくてもいつでも練習できる。
年中練習することで耳抜きはし易くなる。
耳抜きがし易くなる耳栓
どうしても耳抜きが苦手な人には耳抜きがし易くなるダイビング専用の耳栓がある。
名前はドックスプロプラグ。
通常の耳栓は使用禁止
通常の耳栓はスキンダイビングやスクーバダイビングでは使用できない。
水圧によって耳栓が耳の奥に入って取れなくなってしまう。
スイマーやサーファーのためにうまれた
ドックスプロプラグはスイマーズイヤーやサーファーズイヤーを防止するために生まれた。
スイマーズイヤーやサーファーズイヤーとは長い年月、冷たい水が耳に入ってくる人におきる病気。
冷たい水が入らないように外耳道の軟骨が隆起して外耳道の一部が狭くなる症状。
酷くなると難聴、痛み、耳垢が取れない、感染などの問題がでてくる。

ドックスプロプラグは耳栓といっても耳の穴に入れるタイプではなく、耳穴の表側に嵌めるタイプ。
音が聞こえやすいようにまた通気できるように中央に小さな穴が開いていて耳に水が入り難いようになっている。
ダイビングで耳抜きしやすい
海に潜っても小さな穴が開いて通気しているので耳へのスクイズの問題はない。
また耳抜きのし難い方がドックスプロプラグを使用するとほとんどの方が耳抜きが楽に出来ると言っている。