春濁りは栄養豊富な植物プランクトン

江之浦に春が来た

3月4日江之浦

今日はスーパーナチュラリスト。

月に1度の定例会。

神奈川県小田原市の江之浦海岸で潜ってきた。

春の花咲く

海岸に咲く菜の花は2月より尚いっそう色濃く、強い匂いを漂わせる。

山には桃の花と白梅、紅梅の花が咲く。

春の訪れ。

波打ち際には岩ノリが生え冬の海の顔。

江之浦の海は春濁り

潜降

レギュレターを銜え、BCDとドイライスーツの空気を抜き、潜降する。

先月とは違う海の世界が広がる。

頭に伝わる水の冷たさが今までとは違う。

水温14℃

年間の最低水温になる3月。

1月、2月より冷たい。

陸上はゆっくりと陽が伸び、暖かさを少しづつ貯える。

海は本格的な冬。

透明度も一気に落ちた。

透明度は3~5m

視界が悪い。

少しでも気を抜くとバディーを見失う。

方向も見誤るので注意。

水中での方角は水深と目印の岩、それと感、最後にコンパス(水中方位磁石)で確認する。

慣れたダイバーでも時折方向を見失う。

視界不良の潜水はナビゲーションが難しい。

水中ナビゲーションはダイビングするには欠かせない技術。

毎年濁る3月

毎年3月に入ると海が緑色っぽく濁る。

春濁りと呼ぶ。

植物プランクトンが増え、海藻が胞子を出し、またある海藻は枯れて溶け始める。

これら全部が合わさり春濁りがおきる。

透明度は悪いが汚い訳ではない。

春濁りは栄養の潮

春濁りは沢山の栄養分が海水に溶けている潮。

栄養豊富な潮は生物を育む。

魚達にとってはとても大切なコンディション。

食べ物の源、植物プランクトンが多い状態。

植物プランクトンが多ければ動物プランクトンが育つ。

そしてプランクトンイーター達が育つ。

脂の乘った美味しいイワシやアジ、サバなどが育つのもこの栄養豊富な濁った潮があるおかげ。

また遠くまでは見えないので外敵からも襲われ難くなる。

この濁りは薄くなったり濃くなったり変化しながら夏過ぎまで続く。