ダイビング初日の朝

カエルの合唱

夜中に降った雨のせいなのか、隣の裏庭からカエルの合唱が聞こえてくる。

最初は室外機の音かと思ったがスイッチを消しても止むことのない両性類の声は朝まで続いた。

多少寝不足ぎみの目を擦り、窓から空を見上げれば青い空が見える。

梅雨入りしてるとは言うものの今日も晴れらしい。

港出発

ダイビングボートはam09:40にザマミ港を出発した。

風は弱く暖かい。

ボートは10分ほどで阿嘉島の北側の海岸に到着。

阿嘉島 北浜01

北浜と書いて「ニシバマ」と読む。

沖縄の方言だ。

阿嘉島 北浜02

海はエメラルドグリーンに変わり、水温24℃、透明度20m。

1ダイブ目

スタート

スクーバ器材を装着して海へ飛び込むと真っ白な砂の世界が広がった。

水の青さに目を奪われながら白い砂漠を緩い流れに逆らいながらゆっくりと東へ向かって泳ぎ始める。

阿嘉島 北浜03

所々にあるサンゴや岩には沢山の魚が集まっている。

ハナビラクマノミ

最初に挨拶してくれたのはこのクマノミだ。

背中と鰓に一本の白線が入る。

色はややピンクがかっているこのクマノミの名前はハナビラクマノミ。

ハナビラクマノミ
ハナビラクマノミ

クマノミの種類はこの白線の数と位置で名前が変わる。

主な種類は5種類だけなので知りたい方はその見分け方を以前の記事「知って得するクマノミの見分け方 27」で紹介しているので見て欲しい。

意外と簡単だ。

ハナビラクマノミ02

写真を撮るにはチョコチョコ動くので良いポーズをとってくれるまで気長に待ちながら何回もシャッターを押すしかない。

キンメ岩

このポイントのメインは深度14mにある大きな岩だ。

今の時期、数え切れないほど多くのキンメモドキの子供が群れている。

そのキンメモドキを食べるためにイケガツオ、カスミアジ、ヘラヤガラ、ユカタハタなどの多くのフイッシュイーター達がやってくる。

キンメモドキの群れ

夏頃にはほとんど食べ尽くされてしまう。

それにしても凄い数のキンメモドキだ。

驚くといっせいに群れごと方向を変え、また戻ってくる。

口を開けて待っていれば入りそうである。

いくら見てても飽きない。

ライトを当てれば銀鱗がキラキラと輝く。

興奮する噛みつき魔

そんな雰囲気を楽しんでいるとフィンの先端を突っついたり噛みついたりするものがいる。

ミツボシクロスズメダイだ。

しきりに怒って攻撃をしかけてくる。

動画が時おり動いたり、傾いたりするのは全てミツボシクロスズメダイの仕業だ。

おおきく育ったミツボシクロスズメダイの親に可愛さは残っていない。

色も黒からグレー色で霞んでしまっている。

白い三つ星も判別がつかない。

怒っている理由は産卵期で何処か近くの岩に卵を産みつけているからだ。

卵を食べに来た外来者だと思って追い払おうと興奮している。

小さなか体でたいした度胸である。