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小型フイッィングボートは寒い冬に転覆しても大丈夫なのか心配

小型フイッシングボートとは

最近目立つ小型フイッシングボート

最近、海へ行くと小型フイッシングボートをよく目にする。

ダイビングで通っている小田原の江之浦でも10艇以上が港を利用している。

これらの船は1~2人乗りのシーカヤック、ゴムボート、ミニボート

小型フイッシングボートの推進力は3つ

両手のオールで漕ぐタイプ。

ペダルを足で漕ぐタイプにはスクリュー式フィン式の2種類がある。

小型船外機付き、出力1.5kW未満なら船舶免許は要らない。

海へ出て自由に釣りができる

漁師でもない人間が小さくとも自分の船を持つ。

海の上を自由に動き回る。

好きな場所で釣りをする。

とても夢があっていい。

乗ってみたい気がする。

ボートから海へ落ちたらどうする?

この時期海へ落ちたら寒い、命が危ない

今の海水温は16~17℃、海へ落ちたらどうする?

救命胴衣を着けていれば浮くことは出来る。

けれど1時間以内に手足が寒さで動かなくなる。

ボートの上へ戻れたとしても濡れた体で冷たい風に吹かれたらたちまち体温低下。

水中にいるより寒い。

沖合では直ぐに港へ戻れない。

これだけで今の時期は命取りになる。

最低限ウエットスーツは必要

最低限ウエットスーツを着ていないと危ない。

ウエットスーツでも濡れれば寒い。

釣りの続行は難しい、

ドライスーツが望ましい

使うなら洋服を着たまま着用できるドライスーツが望ましい。

落水してもドライスーツの内側には水が入らない。

洋服は乾いたままなので釣りも続行できる。

ただし、トイレの問題はドライスーツを脱がなければ解決しない。

1人乗りの不安定な小型のボートの上では無理がある。

気温と水温の高い夏と秋なら良いかも。

寒い冬は避けたい。

ボートが転覆したらどうする?

小型のボートは波に弱い

湖のようなベタ凪の海なら良い。

風が吹けば波が立つ。

小さな波でも横から当たれば小型のボートは横転しやすい。

フイッシングシーカヤックなら

カヤックは横転しやすい。

横転しやすい分、練習をすればボートを起こすことも可能。

けれど釣り道具はどうなるか?

安定のためのアウトリガーを取り付ける手もある。

ゴムボートなら

空気を入れるチューブのボート、英語ではインフレターブルボート。

浮力も有り生地が丈夫な物ならかなり使える。

けれど古くなれば空気漏れの可能性が高くなる。

沖で空気が抜けたら厄介。

風が強ければ

風が強ければ心配は波だけではない。

落水後、直ぐにボートを掴まなければボートは離れていく。

ボヤボヤしていると風でボートだけ流され、自分だけがとり残される。

推進力が無くなる

ボートのオールが流される

小型のボートの主な推進力は1本ないし2本のオール。

そのオールが流されたら動けない。

予備のオールを準備している人は少ない。

ペダル式のシーカヤック

ペダルをキックして進むシーカヤックも例外ではない。

プロペラにロープが絡まる。

駆動を伝えるワイヤーが切れる。

フィンブレードが折れる。

などパーツの予備とメンテナンスを知らなければ帰ることは出来ない。

小型船外機が壊れたら

燃料のガソリンが無くなったら海の上で大往生。

また小型船外機が故障したら海上で修理するのは難しい。

予備のオールがあれば気長に漕いで港へ戻るしかない。

潮の流れや風が強い

海況はいつも変わる。

潮の流れが強すぎて帰ってこれない。

潮の流れだけではない、風が強くても流される。

天気予報や海況予報を十分考慮しなければ海上保安庁118番の助けを得ることになる。

携帯電話は必携で尚且つ防水処理が必要。

必ずバディー2隻で出船を

何かトラブルがあって港へ帰れなくなった時に頼れる仲間のボートと出船することが大事。

オールを流したら仲間のボートが拾ってくれる。

ガス欠、エンジントラブルの時には仲間のボートが引っ張てくれるかも知れない。

海上保安庁の手を煩わすなどしたくはない。

遊漁船に乗ることを今は選ぶ

プロの漁師の釣船に乘る

漁師の釣船に乗るのは決まった時間に出船し、決まった時間に港へ戻ることが約束されている。

船の燃料を入れることもメンテナンスもしない。

毎日漁に出る漁師が良いポイントへ連れて行ってくれる。

エサを準備する面倒も無い。

トラブルを避ける

まず転覆することは無い。

落水は有りえるので要注意、桜マークの救命胴衣は必着。

桜マーク釣船の乗船代は釣りの安全と豊漁を祈る対価と思う。

小型フイッシングボートで沖に出るのも良いが気温と水温の高い時期がお勧め。