Contents
何万匹いるのか?西伊豆フト根のキンギョハナダイ
群れ栄るキンギョハナダイ
キンギョハナダイがいっぱい
なんて凄い数。
これ全部キンギョハナダイ。
何匹のキンギョハナダイが泳いでいるのか。
何万匹?
何十万匹?
何百万匹?
小型の魚体は今年の夏に生れたキンギョハナダイ。
全て同じ形、同じ模様、同じ色をしている。
キンギョハナダイのメス
![キンギョハナダイのメス](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2022/11/09b3dabea5e6a7fb1d8c6d04fd91bf2f.jpg)
キンギョハナダイの子供や若魚は皆同じ。
全てメスの体。
子供のキンギョハナダイにオスはいない。
![キンギョハナダイの子供](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2022/12/6f80f725e71877c0e0c094a5de4adf8a.jpg)
最初はメスの成魚になる。
卵を産める体に成熟。
キンギョハナダイのオス
キンギョハナダイのオスはとても美しい色をしている。
自然光では体中心から前部分は白、後半は赤紫。
ライトを当てると赤みがでる。
![キンギョハナダイのオス](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2022/11/65d03106015dae4aec170ae726703fc7.jpg)
オスは体が大きく群れの中でも優位な存在。
プランクトンが沢山流れてくる中層に近い岩陰を棲家とする。
一番体の大きなオスはその中でも中層に一番近い岩陰に陣取る。
キンギョハナダイの性転換
メスからオスへの性転換は徐々に始まる。
最初はオレンジ色のメスの体。
ヒレの後部が黒く変化。
背ビレ先端のヒレと尾ビレの後端が長く伸びる。
体中心から前部分は白っぽく、後半は赤紫色に変わる。
オレンジのメスも綺麗だがオスの色はエレガントな美しさ。
![キンギョハナダイ オス](http://trevally.jp/wp-content/uploads/2022/11/02c8cb7c180307a3db80f2de5fc015ac.jpg)
一度オスになったキンギョハナダイは死ぬまでオス、性転換してメスに戻ることは無い。
オスが死んいでいなくなると群れの中で体の大きなメスが一週間ほどかけて性転換をする。
岩場からあまり離れない
皆で流れに逆らいながら泳ぐ。
流れてくるプランクトンを食べるために。
けれど岩場からはあまり離れない。
敵が来たらいっせいに岩陰に隠れる。
遠くまで泳ぎ逃げられるほど速くは泳げない。
西伊豆田子フト根のキンギョハナダイ
浮島の沖根だからフト根
田子から出船して沖合10分ほどの所にある沈み根。
浮島の沖にある根なのでフトの沖根。
略してフト根。
9月にはサクラダイの集団産卵がある。
沖合にあるため潮の流れもあり、内湾より透明度が良い。
一年中群れるキンギョハナダイ
フト根には一年中キンギョハナダイが群れる。
それもかなりの数。
根の潮アタリ側にまとまる。
深度は12~20m付近。
ヘラヤガラの逆立ち
キンギョハナダイの群れの向こうにはスズメダイの群れ。
その向こうにはイサキの群れ、とにかく魚影が濃い。
そしてヘラヤガラも10匹ほど逆立ちしながらキンギョハナダイの群れに混じる。
たぶんキンギョハナダイを捕食している。