Contents

水中では魚が25%近く30%大きく見えるのは

水中では25%近く見える

光が屈折する

ダイバーなら知っていること。

初心者ダイビング講習の知識の学習でもでてくる水中世界への適応、水中で見ることはどう違うのか。

水中で目を開けるとハッキリと物を見ることができない。

これは屈折率の違いによって、ハッキリ焦点を結べない。

人間の目は陸上で空気を通して見るようにつくられている。

そのため水中でも目の前に空間をつくればハッキリと物を見ることができる。

それがダイビングマスクの役割り。

水中では近く見える

マスクをつけてハッキリ物が見えても屈折率の違いの影響は受ける。

水中では物が近く見えてしまう。

そのために物をつかむ時や写真を撮る時に距離感の違いで失敗する事がある。

水中では25%物が近くに見える

 

水中は25%近く見える

例えば1mのところにいる魚は25%近くの75cmの場所にいるように見える。

陸上なら実測1mの距離にあるものは1mに見える。

しかし水中では実測1mの魚は75cmの距離にいるように見えてしまう。

水中で物をつかむ時に距離感の違いで手を伸ばしても届かないと感じることがある。

けれどこの違和感はやがて慣れて忘れてしまう。

外部ストロボは被写体の後ろに合わせる

写真を撮影する時にピントは見たままで良いのだが外部ストロボを使用するなら注意がいる。

外部ストロボの角度を見た目の75cmの距離で合わせてしまう、すると実際には1mの距離にいる魚に上手に光があたらない。

手前が明るすぎて魚にあたる光は弱くなってしまう。

的確にストロボの角度を魚に合わせるなら見た目の魚の後ろ、魚の影に合わせるようにする。

具体的な距離を考える

ストロボのあたる的確な距離を考えるなら1mに見える魚を考えると解りやすい。

水中は25%近く見える

水中で1mの距離に見える魚は25%近く見えることを考えれば、実際は33cm遠い距離(上図)にいる。

つまり目には1mの距離に見えるとき実際には1.33mに魚がいる。

水中でストロボの角度を合わせるときは目で見える距離感の1.33倍の距離に実際の魚はいると考え角度を合わせれば良い。

すると前に書いた魚の後ろ、魚の影にストロボの角度を合わせるという言葉に一致する。

水中は33%大きく見える

水中は33%大きく見える

33%大きく見える

水中は25%近く見えるだけではなく実際の像より大きく見える。

これも屈折率の違いによる。

実際の像より33%大きく見える。

屈折率は4/3≒1.33

空間から水中に入る時の屈折率は4:3=4/3=1.3333・・・・≒1.33

実際の距離を1.33で割れば水中で見える距離がわかる。

1m÷1.33≒75cm

水中は33%大きく見える

また大きさは1.33倍なので33%大きく見える。

屈折率が4/3なので水中では25%近く33%大きく見える。