空を飛ぶ魚

トビウオ

空を飛ぶ魚と言えばトビウオが有名。

実際は鳥のように大空を飛び続ける訳ではない。

外敵のシイラ、サワラ、カジキ、マグロなどに襲われた時、逃げるために海面を飛行して逃げる。

船が航行している時にもトビウオがビックリして水面を飛ぶ姿が見られる。

トビウオは暖海性の魚なので関東近海では夏に見られる。

胸ビレをグライダーのように

通常は水面近くで胸ビレを少し広げ、ゆっくりと泳ぎ、プランクトンを食べている。

尾ビレの下半分がとても大きい。

滑空をする前にこの尾ビレで力強く助走する。

敵に襲われると尾びれを高速で動かし、大きな胸ビレをグライダーのように大きく広げ滑空する。

鳥のように胸ビレを羽ばたくことない。

飛行距離600メートル

飛ぶ距離は助走のスピードと風の乗り方で違い平均100~300メートル、状況により600メートル以上飛ぶこともある。

飛距離が短いトビウオは捕食者に簡単に食べられてしまう。

シイラなどはトビウオを追いながら水面下を追いかけ、トビウオが着水すると同時に襲いかかる。

滑空中にシイラが飛び跳ねて飛んでいるトビウオを捕食することもある。

トビウオが滑空中に方向転換できればシイラの目を眩ませることができる。

トビウオの寿命は1年、夏から秋に海岸近くの藻場に産卵し生涯を終わる。

大きさは30~40cm、刺身、焼き魚、煮魚、唐揚げ、干し魚、くさや、などで食用にされる。

空を飛ぶのはトビウオだけではない。

他にも飛ぶ魚がいる

飛ぶ魚トウザヨリ

寿司ねたにもなるサヨリの仲間のトウザヨリも空を飛ぶ。

比較的暖かい海を好み、形はサヨリと似て細長く、下アゴが長く伸びる。

尾ビレの下半分が大きく、トビウオほどではないが胸ビレがサヨリより広く大きい。

大きさは40cmほど。

水面近くで生活をしていてトビウオと同じように生活をしている。

トウザヨリが飛ぶ時もトビウオ同様に敵に追われた時に尾びれを高速に動かして助走する。

架空すると胸ビレを広げ、さらに胴を90度ひねり背ビレと尻ビレを左右の尾翼のように使い飛行距離を延ばす。

滑空距離はトビウオより短め。

トビダツ

ダツの仲間にも飛ぶダツがいる。

正式名はまだない。

トビダツと呼んでいる。

暖かい海域を好む。

ダツの口は長いがトビダツの口は上下とも短い。

トウザヨリと体型は似ていて飛び方も良く似ている。

トビイカ

魚ではないが空を飛ぶイカもいる。

トビイカというスルメイカに似たイカ。

やはり暖海系のイカで相模湾沖でも夏に回遊してくる全長30cmほどのイカ。

外敵に追われると全速力で泳ぎトビウオ同様水面へ飛び出し滑空する。

イカの推進力は漏斗から水を出すジェット水流。

滑空するとエンペラを広げ、体はできるだけ平らにし、足も平らに開き、足と足の間に膜を張る。

飛距離は最大50メートルほど。

今年の夏は海へ行ったらトウザヨリとトビダツ、トビイカを見つけて欲しい。

見られたらラッキー!

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