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イルカの子殺し、本当に人間を襲わないとは限らない

イルカの子殺し

子殺しとは

子殺しをするイルカがいる。

人間でも子殺しをしをする事件があるのだからイルカの世界でも、あってもおかしくない。

人間界の子殺しは親が自分の子供を殺すこと。

動物界の子殺しとは他の親の子供を殺すことを含めて子殺しという。

あの知能が高くて愛嬌のあるイルカが本当にそんなことをするのだろうか。

今まで水中でイルカに逢ったったことはあるが近くまで来ても襲われたことはない。

イルカを研究する人は知っているがイルカの子殺しは一般には知られていない。

バンドウイルカ

イルカの中でもバンドウイルカにその習性がある。

バンドウイルカは数頭から数十匹のグループで生活をしていることが多い。

同じグループ内では子殺しはほとんど起こらない。

しかし、違うグループのオスが入ってくると子殺しが起きることがある。

バンドウイルカの子殺し

イルカのメスは子供を育てている間は発情しない。

メスを発情させて交尾をする目的で別のグループのオスが子殺しをする。

子殺しは単独ではなく、オスの数匹のグループで行われる。

まず親子の間にオスが体を入れてメスから引き離す。

オスは交替でメスから子供を引き離す。

そして子供をくわえたり、放り投げたりして殺す。

子供がいなくなったメスは発情していく。

イルカ

オスが子殺しをする理由

オスにとっては自分の遺伝子をひきついでいない子供が生きているより、淘汰することによりメスを発情させ早く交尾する機会を選ぶ。

自分が生存している短時間の間に、自分の遺伝子を多く残していくため、DNAにより伝えられた方法。

イルカだけでなく、インドのサルのハヌマンラングールやアフリカに棲むライオン、熊なども子殺しをする。

イルカのイジメや近親相姦

バンドウイルカは他にもイジメやレイプのようなこともする。

やはり違うグループのオスが入ってきて、気にいったメスにアプローチをかけても無視するとメスを2~3匹のオスで囲んでグループから離脱させることがある。

離脱させたあとにメスに対して噛んだり、叩いたり、尾鰭の打撃、頭突き、レイプすることもある。

グループのオスである親が娘のイルカとの間に子供を作る近親相姦や死んだ魚と自慰をすると報告がある。

イルカの殺戮

バンドウイルカは他のグループのイルカと喧嘩することもあり、噛み跡、肋骨が折れ、肺を破られ、骨折して死んだイルカが浜に打ちがる。

原因はエサの取り合いなのか?

縄張り争いなのか?

解っていない。

イギリスの研究チームはバンドウイルカはネズミイルカなど他の種類のイルカを襲っていると公表。

まるで人間社会にあるニュースのように子供を殺している。

種族保存のタメ?

またイジメや近親相姦、殺戮をしているところは人間社会とソックリ。

イルカ

イルカは本当に人間を襲わないのか?

イルカは人間を襲わない?

イルカは人間を襲わないかというと答えはNO。

今までの研究から人間をイルカが襲った件数は少ない。

けれど野生のイルカはあくまで野生。

いつ野生の表情に変わり襲ってくるかは解からない。

水族館で飼育しているエサを与えてコミニケーションがとれているイルカとは違う。

イルカの攻撃

もしイルカが人間を外敵だと判断すれば攻撃も可能。

本気で噛みついてくる。

イルカの最大の武器は重い体重とスピードを乗せた体当たり。

固いくちばしで腹や胸を狙って突きかかれば、肋骨は骨折、内蔵は破裂、他の骨も骨折する。

尾鰭による打撃もある。

無防備な人間はひとたまりもない。

人間を襲うイルカ

フランスのブルターニュの海岸では人懐っこいイルカのザファーがいた。

背ビレにつかまる子供と寄り添って泳いだり、観光客のボートに近づいてきたりして人々に愛されていた。

それが突然、ビーチで遊んでいる女性をくわえて投げて遊ぶという事件がおきた。

海上のカヤックや小型ボートをひっくり返して体をすりよせる行動をとるようになった。

地元ではザファーの欲求不満によるものと考え近寄らないように注意喚起して、しばらく観察している。

もとのように優しいザファーに戻ってくれるように期待している。

2022年7月に福井県で海水浴客がイルカに噛まれる事故が発生。

イルカ

イルカの気持ち次第

イルカにも種類が様々あり、性格も違う。

地域や種族により大人しいタイプもいれば挑戦的なタイプも出てくる。

交尾期のように気の荒くなる時期もある。

犬と同じく家庭で飼っている犬は飼い主がいれば比較的大人しい。

けれど野犬であれば警戒心が強く挑戦的な態度をとる。

唸り声をあげ、吠え、噛みつこうと襲ってくる野犬は危険だと誰もが思う。

イルカも同様に考えた方が無難かもしれない。

イルカによる害の件数は少ないかもしれないが野生のイルカは絶対安全だとはいえない。

もし野生のイルカと接するなら、いつでもイルカは攻撃できることを頭の中に入れておく。