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初ウグイス
早朝声が聞こえる
先月からウグイスの声が聞こえる。
朝早く、まだ薄暗いうちに鳴く。
最初は「ケキョ ケキョ ケキョ」という声だった。
誰かが飼っている?
近所の家の誰かがウグイスを飼い始めたのかと思っていた。
昔はメジロやウグイス、ヤマガラ、シジュウカラなどを飼っていた家もあったが今は野鳥を飼うことは禁止になっている。
ウグイスの声を聞くためにはそうするしかない。

浦和で初めてのウグイス
今までこの土地、浦和でウグイスの声を聞いたことがない。
もし本物なら浦和で初めてウグイスの声を聞いたことになる。
ツツピーツツピーと鳴くヤマガラやヒヨドリ、ムクドリなどはよく見かける。
東京でよく見ていたスズメのほうが少ない。
町中の住宅地ではウグイスも棲む気になれないだろう。
エサも豊富にあるわけではないはずだ。
けれど間違っていた。
自然のウグイス
鳴く場所が変わる
鳴き声が「ホーホケキョ、ホーホケキョ」になったころにウグイスの声のする場所が変わった。
最初は裏の家のほうから聞こえたので、てっきり裏の家のご夫妻が飼い始めたのだと思った。
数日すると斜め裏から、そして今は家の真ん前から聞こえてきたり、遠くの場所から聞こえてきたり、声のする場所が同じではない。
ちゃんと鳴けないウグイス
今は朝5時ごろ、朝ボらけの時間帯、ちょうど目を覚ますころに第一声を披露する。
「ホーホケキョ、ホーホケキョ」本当はこんな綺麗な声ではない。
最後のほうだけ訛ってるような、ややトーンが低いような。
そして毎回違う。
綺麗な鳴き方を探して試しているように感じる。
「ホーホケキュ、ホーホケキュ」
「ホーホケギュ、ホーホケギュ」
「ホーホケキョン、ホーホケキョン」など。
今だ綺麗な「ホーホケキョ、ホーホケキョ」とは鳴けていない。
姿は見えない
数日前早朝、仕事で家を出るタイミングに鳴いていた。
今がチャンスと姿を確かめようとしたが暖機運転のため車のエンジンをかけた瞬間に鳴くのを止めてしまった。
それともどこかに飛んで行ってしまったのかは分からない。
けれど昨日の朝方も声が聞こえたので安心した。
そして今日は朝から雨、ウグイスだけでなく他の鳥の声も聞こえない。
聞こえるのは雨音ばかり。

渡り鳥
夏になる前には何処かへ飛んで行ってしまうのだろう。
ウグイスは渡り鳥、エサの虫などが豊富にあれば残るかもしれない。
住宅地でエサが豊富な訳もない。
旅立つ前に綺麗な「ホーホケキョ、ホーホケキョ」の声が聞こえるだろうか。
できれば奇麗でなくてもよいので長く声を聞かせて欲しい。