Contents
ダイビングマスクの分解手順 Freedom Ceos M-212
マスクの手入れ
分解の必要性
ダイビングマスクもたまには手入れをしないといけない。
湿ったまま長い時間置いておけばカビが生えてしまう。
そんな時はマスクを分解してカビ落し剤に浸けて除菌カビ取りをする。
一般に自分でマスクを分解する人は少ない。
分解は組み立てに責任を
分解したなら組み立てにも責任を持たないといけない。
下手をすれば水中でマスク内に水が浸入してくる。
過去に1ダイブをマスクが浸水した状態で作業を続けたこともある。
息苦しいダイビングの経験。
浸水しないマスクの組み立ては大事。
タバタのマスクFreedom Ceos M-212を分解掃除、組み立てをする。
マスクには分解できないものもある。
Freedom Ceos M-212
分解手順
まずマスクを用意する。
![Freedom Ceos 002](https://trevally.jp/wp-content/uploads/002.jpg)
このタイプのマスクはプラスチックのドライバーのようなものを使用して分解する。
仕組みはとても簡単で慣れていればあっと言う間に分解出来る。
最初にやることは眉間の間にあるストッパーを外すこと。
ストッパーを外す
![Freedom Ceos 003](https://trevally.jp/wp-content/uploads/003-300x225.jpg)
ストッパーはマスクの内側に付いている。
白い小さなパーツ。
シリコンゴムで隠れているため良く見えない。
![Freedom Ceos 004](https://trevally.jp/wp-content/uploads/004-300x225.jpg)
シリコンゴムの額にあたる部分を下に折り曲げると見える。
青いプラスチック枠の眉間部分に白いパーツが上下に見える。
①のパーツがストッパー
②がマスクレンズを押さえてる枠。
専門工具
![Freedom Ceos 005](https://trevally.jp/wp-content/uploads/005-300x225.jpg)
傷をつけないようにプラスチック製の専門工具で①のストッパーを前面に押し出す。
気をつけないとストッパーがすっ飛んで紛失する。
![Freedom Ceos 006](https://trevally.jp/wp-content/uploads/006-300x225.jpg)
ストッパーが外れた。
ストッパーが浮いている。
![Freedom Ceos 007](https://trevally.jp/wp-content/uploads/007-300x225.jpg)
これがそのストッパー。
失くさないように保管。
レンズ枠を外す
![Freedom Ceos 008](https://trevally.jp/wp-content/uploads/008-300x225.jpg)
次のステップはレンズ枠を外す。
さっきと同じ内側の眉間部分、②の部分を専門工具で前側に押す。
レンズ枠は上下左右4ケ所のフックで止まっている。
フックと言っても爪が溝に引っかかる程度のもの。
![Freedom Ceos 009](https://trevally.jp/wp-content/uploads/009-300x225.jpg)
内側から②の部分を工具で前へ押し出すとレンズ枠の上部分のフックが外れる。
![Freedom Ceos 011](https://trevally.jp/wp-content/uploads/011-300x225.jpg)
工具を使うのはここまで、後は手だけで外れる。
![Freedom Ceos 012](https://trevally.jp/wp-content/uploads/012-300x225.jpg)
上部フックが外れているのを確認。
今度は表側からレンズ枠を上部へ軽く優しく引上げる。
すると左右下部のフックが外れる。
レンズ枠が外れればレンズはシリコンゴムに乗っているだけ。
レンズを外す
シリコンゴムにレンズが密着してついているので無理をせずにマスク内側からゆっくり押し剥がす。
レンズが外れれば完了。
レンズは左右兼用、度付きレンズの場合は左右の記しをつけておく。
分解完了
![Freedom Ceos 018](https://trevally.jp/wp-content/uploads/018-300x226.jpg)
①フランジ(シリコンゴム)
②レンズ押さえ枠
③ストッパー
⑤キール(マスク枠)
⑥耐圧レンズ 2枚
![Freedom Ceos 027](https://trevally.jp/wp-content/uploads/027-300x225.jpg)
ストラップのボタンのようなパーツは嵌め殺しになっているので外さない。
外せば壊れるのでパーツとして所持していない限り外せない。
分解は以上で完了。
カビ取りや汚れ落としはこの段階で行う。
組立はこの手順の逆をする訳だが注意と少しのコツがいる。
GULLマンティスの分解はコチラ