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盗難車の手口

丈夫で人気の日本車、盗難相次ぐ

サーファーの盗難車一度に6台

昨日、茨城県大洗町の海水浴場の駐車場で6台の車が盗まれた。

6台ともサーフィン中の盗難。

被害総額は1,000万円以上。

昨年2016年に盗難にあった車は11,655台。

8割は戻らない

そして盗難にあった車両の80%は戻ってこない。

では80%の車両は何処へ行くのか?

昔は東南アジア、香港ルート、ロシアルート。

最近はアフリカ、ドバイルートというパターン。

組織で狙う

車両窃盗団は組織だって車を狙う。

長期的に盗めそうな車両と場所を狙っている。

盗んで売る車両にもランクがある。

1位 プリウス
2位 ハイエース
3位 ランドクルーザー
4位 アクア
5位 クラウン
6位 レクサス
7位 キャンター
7位 ハリアー
9位 アルファード
9位 セルシオ

人気の日本車

日本車は舗装されていない悪路でも壊れず故障が少ない理由から海外で人気。

その他、工事現場に置き放しのトラックやクレーンのついたトラック(ユニック)なども狙われる。

外部の駐車場でも自分の敷地内の駐車場でも構わず盗難。

敷地内でも屋内であれば流石に盗難は少ない。

盗難車の手口

施錠していても盗難される

ピッキングのテクニックでカギを開錠。

施錠されていない車はさらに盗難されやすい。

今回、大洗で盗難されたサーファーの車両は施錠されていなかった。

盗難にあった場合に施錠していない場合は車両保険がおりない場合がある。

盗み難い状況

施錠されているならばピッキングするのに少しの時間が掛かる分、盗難者としてはやり難い。

また、車両が明るいライトで照らせたり、触ると音の出る警報器付の車両、設置カメラで撮影されているような駐車場も盗難者にとってはやり難い。

駐車場の門を開くとガラガラ音が鳴るアコーデオン式の門などもやり難い。

最新の施錠の開け方

カギがない場合はコードを切って直結してエンジンをかける手口を使う。

また最近の車にはイモビライザーという装置がある。

カギにIDチップが着いていて車とIDコードが合えばエンジンが掛けられる仕組み。

盗難予防の為に作られた。

最近はイモビカッターと呼ばれる装置が中国で作られ50ドルほどでネット販売。

このイモビカッターを使用するとIDコードは初期化され他のカギでも簡単にエンジンをかけることができる。

そしてエンジンをかけて盗まれた車両は何処へ?

なぜ80%もの盗難車が消える?

続盗難車の行方と手段