なぜ大潮は潮が引く

毎年大潮のGW

今年もゴールデンウイークに大潮がぶつかる。

ぶつかると言っても黒潮の流れがぶつかるわけではない。

太陽と月の引力で生じる海の潮汐。

ゴールデンウイークに満月になるので大潮だ。

太陽と月の引力

ちょうど地球の表側と裏側に太陽と月が重なった位置になり、両側で太陽の引力と月の引力で地球の海水面が引っ張られる状態になる。

これが大潮の満潮でもっとも海水面が高くあがる。

その中間位置の地球表面で引き潮の最干潮の場所が生じる。

一番潮が引く場所だ。

両側で満潮になるので1日2回の満ち引きがでる。

潮干狩りのBestDayは?

アサリを求め潮干狩り

今年も多くの人がゴールデンウイークの休暇を利用して金沢八景や木更津、富津海岸などへ美味しいアサリを目当てに潮干狩りに出かけ、賑わいを呼ぶ。

今年の潮干狩りができる日を潮汐表で調べれば、4/28~5/6とゴールデンウイークをすっぽり当てはまる日程だ。

その中でも潮がよく引いて沖のエリアまで出られるのが5/1~4、特に5/2と3は最高だ。

木更津GWの干潮時間

木更津を例として潮干狩りの干潮位を示す。

日付   時刻
4/28  10:00    49cm
4/29  10:33    36cm
4/30  11:06    27cm
5/1    11:37    22cm
5/2    12:08    22cm
5/3    12:40    26cm
5/4      13:12    33cm
5/5      13:47    42cm
5/6      14:28    53cm

だいたい1日約30分づつ干潮の時間が遅れてくる。

東から潮汐は徐々に変わってくるので場所によって時間と潮位は少しずれが生じる。

5/1~2がベストの理由

5/1~2が潮干狩りに一番適しているのは沖に一番出られ、広い面積でアサリを探すことができるからだがそれだけではない。

美味しいアサリは深い場所が好きだ。

深度10mまでの砂地の海底に棲んでいる。

年中、潮が引いてしまう浅い砂地にもアサリは棲むが海水がないときアサリは息を止めて潮が満ちてくるのを待っている。

アサリが食べているのはプランクトンだ。

海水があれば水を吸いながら呼吸をし栄養分を越して食べ綺麗な水を排水する。

沖の深い場所のアサリが美味い

深い場所で育つアサリは年中呼吸をしてエサを食べているので育ちも早く、味も良い。

なのでいつも水中に没している場所が月に数日だけ潮が沖まで引く最干潮の時に狙える。

また浅い場所は前日までの人が捕ってしまい数も少なくなっている可能性もある。

ちなみに多くの人がくる有料の潮干狩り場では観光客のために最近はアサリを巻いている。

なので前日捕れた浅い場所でもまた捕れることもある。

アサリを見つけるコツはアサリが呼吸してる穴を砂地に見つけることと、だいたい1ヵ所に固まっていることが多いので1つ見つけたら周囲もよく掘ることだ。

あまり深くには潜っていないので熊手で掘れる範囲で十分だ。

掘った穴を横に広げるように捜す。



アサリ、浅蜊、蛤仔

アサリの模様と色

アサリの貝殻には芸術的な模様や色が様々ついている。

似たものもあればまったく似ていないものある。

1つのアサリが鳥に食べられたとしても、違う模様と色でアサリだと認識させないため色々な模様と色を身につけたとされている。

模様と色は遺伝で伝えられる。

また泥やヘドロの多い場所で育つアサリは模様がくすみ、砂地で育つアサリは模様がハッキリする。

アサリの寿命は8~9年

アサリの産卵期は1年に2回、春と秋だ。

1年で2~3cmの大きさに育ち、寿命は8~9年で5cmよりも大きくはならない。

北海道では10cm近くなるアサリがいる。

アサリを捕ってからの処理

持ち帰るには

収穫したアサリは水に入れずに、常温で持ち帰る。

この状態でも数日間アサリは生きていられる。

暑いと死んでしまうので日光や暖房などで温めないように気をつける。

砂抜き用の海水をペットボトルに入れて持ち帰る。

アサリの砂抜き

自宅の玄関や風呂場で砂抜きをする。

アサリの表面の海水に腸炎ビブリオや大腸菌などの細菌が付着していることがあるので菌がまな板や皿などを汚さないようにするためだ。

平たい容器に出来るだけアサリが重ならないように並べ海水を貝を覆う程度入れる。

海水がない場合は3%の海水を作る。

500mlの真水にスプーン1杯の塩を溶かすとだいたい3%の海水ができる。

アサリは水を飛ばすので新聞紙を被せ、暗い場所で2~4時間おけば砂抜きができる。

素早く砂抜きしたいときは50℃のお湯に10~20分浸すとアサリが苦しくて砂を吐く、温度が高いと茹ってしまうので気をつける。

最後に表の殻をアサリ同士で揉むように良く洗う。

アサリ好き

この後はお好きなレシピ、アサリの味噌汁、アサリ焼き、アサリご飯、アサリの串揚げ、アサリの醤油煮、アサリのアヒージョ、アサリのボンゴレ、アサリのガーリックバター、アサリの酒蒸し、アサリの潮汁、アサリの白ワイン蒸しなどお楽しみを。

これだけレシピがあるのになぜかアサリの刺身だけがない。

なぜないのか?

食べられないのか?

アサリの刺身?

アサリもよく洗えば生でも食べられる。

アカガイやホッキガイ、アオヤギのように。

生で食べる場所は足と水管、ヒモの部分で内臓は破棄する。

海水にいる腸炎ビブリオ菌や大腸菌などの付着があるといけないので、貝殻を外した後は流水しながら良く身を洗う。

アサリだけでなく他の貝も生で食べるときは全て良く洗う必要がある。

内臓を取り、食べる部分と分けたらもう一度よく洗う。

水気を取れば出来上がりだ。

しかし、よく見ればあまりにも小さい。

そう、アサリの刺身が料理に無いのは出来た刺身があまりにも小さく料理にならないからだ。

そもそもアサリ自体が小さい貝なので止むおえない。