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斎場御獄は沖縄最高の聖地

斎場御獄

斎場御獄はなんと読む?

斎場と言えば葬儀の場所。

一般にそのように解釈する。

そして御獄。

地獄の獄を敬うような言い方。

何やら恐ろし気でオカルトチックな名前。

イメージするのは青森の恐山。

斎場御獄を沖縄ではセーファーウタキと呼ぶ最高の聖地。

斎場の意味

チョウノハナ斎は「神聖」「清浄」の意味。

また心身の汚れを取りさり神に仕えることを意味する。

斎場とは清浄な儀式を行う場所。

現在では葬儀を行う場所に斎場の言葉を多く使う。

御獄の意味

沖縄で御獄をウタキと読む。

神への祈りをする場所をウタキと呼ぶ。

御獄は神が存在する場所であり、神が来訪する場所でもある。

また祖先を祀る場所でもある。

沖縄、南西諸島には多くの御獄が存在する。

各部落毎に祈りをする御獄があると言われる。

神の棲むニライカナイは東の海の彼方

ニライカナイは遠い東の海の底

沖縄に伝わるニライカナイ

多くの神々が棲む。

死した魂はニライカナイへ帰る。

神はニライカナイから斎場御獄へやってくる。

ニライカナイは太陽が昇る東の海の彼方、深い海の底にある。

斎場御獄は最高の聖地

特別な斎場御獄

ユウインチ

斎場御獄は琉球王国最高の神事の聖地。

琉球国王が巡拝する祈りの場。

琉球国王府が直接管理した。

最高神女は聞得大君(きこえおおきみ)

琉球王国の最高神職が聞得大君(きこえおおきみ)。

最高神職は国王より任命される。

主に国王の姉妹など王族の女性が選ばれる。

神事は女性のみ

サングーイ

神聖な地には女性のみが立ち入れる。

神事は女性のみが行い、国王すら着手しない。

沖縄の聖地は男子禁制。

男である国王ですら聖地には入れない。

聖地に入る時は国王も女装をして拝礼した。

国家繁栄、五穀豊穣、国家安寧、航海安全を神に祈願。

沖縄最大のパワースポット斎場御獄

斎場御獄は南東部

沖縄本島南部、太平洋に近い東側の山間にある琉球王国最高の聖地。

南城市知念の斎場御獄は2000年12月世界文化遺産に登録。

現在は男性も斎場御獄に入れ、写真撮影も可能。

しかし、聖地の場ゆえマナーや禁止事項もある

那覇から車で1時間20分

カーナビに電話番号を入れれば簡単に案内開始。

那覇のホテルからレンタカーで1時間20分。

那覇空港からも車で1時間20分。

平均時速40~50kmで到着。

駐車場の前に発券所があり、隣には無料展示室と映像上映がある。

斎場御獄が初めての人は映像上映を見ると理解しやすい。

斎場御嶽の入口までは約500m、徒歩8分。

拝礼の服装は

服装は拝礼に合う姿で、露出部分は控えめに。

着衣は長ズボン、半袖シャツ or 長袖シャツ。

履物は石灰岩の滑りやすい山道を歩くのでスニーカーやトレッキンッグシューズが最適。

NGはヒールやサンダル。

予約と費用

斎場御獄0入場券
お問い合わせ:緑の館・セーファ TEL 098-949-1899

入場料:大人300円、子供150円

予約ガイド:10名まで2,000円(初めての方は説明のあるガイド付きがお薦め)

駐車場:がんじゅう駅・南城市知念岬公園